大体多くの場合、弁当コーナーの隣にうどんやそばなどと並んでか上下してか、パスタの置き場があるというのが、多くのコンビニ店での配置だと思うのですが、近年はこのパスタコーナーに結構いろんなパスタが出始めています。
著者はペペロンチーノとナポリタンが好みな為、多くの商品はレビューできませんが、幸いにというか、よく食べているペペロンチーノにも、大きな変化球的な商品が出ましたので、そちらをレビューしたいと思います。
今回レビューするのは、「ファミリーマート」から、『オニ盛!ペペロンチーノ』。とてもシンプルですね。商品名からしてとんでもない量入ったペペロンチーノであると、察していただけているのではと思います。個人的にコンビニのパスタというのは、近年では比較的当たりはずれの少ない、安定した商品が多いため、今回も味などはそこそこに、実際に名は体を表しているのかという辺りが気になるところ。それでは早速レビューとまいりましょうか!!
ファミリーマートの『オニ盛!ペペロンチーノ』の概要
基本的な概要
メーカー | ファーストフーズ |
種別 | パスタ |
具材 | ペペロンチーノスパゲティ
ベーコン、ウィンナー チキン、フライドガーリック、とうがらし |
ソース | ペペロンチーノソース
(アンチョビソース?) |
価格(税込) | 598円 |
カロリー | 961キロカロリー(1包装あたり) |
商品説明
ファミリーマートの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
麺量たっぷり450g入りのペペロンチーノです。具材はウインナーとベーコン、スライスしたグリルチキンの3種盛りです。にんにくに加え、アンチョビソースを加えた本格的な味わいが楽しめます。
引用元:ファミリーマート公式サイト
実際に食べてみる
まずはこの温め時間を見よ
上文までの写真では、今一サイズ感が分かりにくいかもしれません。大きいと言っても、上から見た平面写りではいつもと変わらぬ、それなりの大きさにしか見えなかったりします。ですので、ちょっとひねって、別の方向からサイズ感を想像していただけたら、と思います。
……はい、これは商品のラベル。コンビニ弁当や麺類は、ここに何分温めるかを書いています。例えば普通盛りのパスタなどは、1600Wで1分10秒、500Wで3分30秒くらいですが、この商品の場合は、1600Wで2分、500Wではなんと6分も温めるのにかかるようです!
ご存じの通り商品の温める時間というのは、量の多さの分だけ比例して長くなりますので、「この商品は温めるのに約2倍もの時間かかるほど量が多い」というのがわかっていただけたかと思います。
もっとシンプルに数字で示してみる
……はい、上記まではとても理屈っぽいですが、こちらは想像できる方には、もっと伝わりやすい数字で示されています。『麺類の量、450g」。450gがどれくらいかというと、普通サイズのパスタの量が245gですので、量的には1.8倍ほどといったところ。
キリよく2倍入っていれば、と思わなくもありませんが、普通盛りでもそれなりに腹にたまるものですので、これはかなりの量といえるのではないでしょうか?
食べてみての評価
麺
ペペロンチーノは、ソースの味がどの程度利いているのか、麺を見ただけでは分かりにくいんですよね。とうがらしとニンニクの風味のついた油を絡めたものですので、見た目は素のパスタと変わらないのです。
ですが、その量は間違いのないもので、大変なボリュームを誇っています。450gもの麺量ですが味のほうもきちんと足りており、全量しっかりとペペロンチーノの味になっていました。いやあすごい時代が来たものです。
ソース
わざわざ「アンチョビソースが決め手」と、蓋の包装にも書かれていますが、材料の部分で「ペペロンチーノソースゼラチン」と書かれているものがそれに該当するものだと思われます。
ただ、アンチョビソースと言われても、実際には普通のペペロンチーノソースと大差ないというか、これに関してはどのコンビニのものもそこまで違いがなく、ニンニクととうがらしの風味の利いた、ピリ辛テイスト。どうせならアンチョビの風味が強く利いているだとか、アンチョビの身が小さくでも混ざっているだとか、そういう変化は欲しかったですね。
それでも、当たりはずれのない安定した商品というのは間違いなく、「ペペロンチーノを望んだらまったく別の商品だった」という事もないため、「ペペロンチーノ食べたい」という欲求はしっかり満たせます。普通に美味しいです。普通に美味しければそれで十分です。
具材
チキンの薄切りとソーセージ、更に大きめのベーコンと、これでもかというほど肉に満ちた、大変肉々しい具材となっています。これ自体は、ファミマの普通サイズのペペロンチーノと同じですが、その量は麺と同じく大量になっていて、大変暴力的です。
大量の麺と大量の具材で、かなり高カロリーな商品となっているんじゃないかな、と思わずにはいられませんでした。物としては、ソーセージは塩加減が程よいパリッとしたもので、筆者好みの美味しいものです。ベーコンも塩味が利いていますがこちらは薄味、チキンは塩味なし。これらに上述したアンチョビソースが絡み、更にソースの絡まったパスタと一緒に食べるため、味に関しては物足りないという事は一切ありません。
ただ、肉ばかりというのはとてもバランスが悪いですね。一応フライドガーリックやとうがらし、刻んだパセリも入っていますが、それで野菜分が補えるはずもなく。肉類が多いのは個人的にはうれしいですが、どうせならキャベツなどの野菜も入れてみては? と思いました。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
麺 | ★★★★★ |
スープ | ★★★★★ |
具材 | ★★★★ |
コスト | ★★★★★ |
総合 | ★★★★★ |
食べてみての感想などを
大変優秀な大盛商品でした。「たくさんペペロンチーノ食べたい」という方や、「複数買うのも高くつくし一つで腹を膨らませたい」という方には、大変ありがたい商品なのではないでしょうか。
麺類のボリュームは当然ながら具材も肉類ばかりが、でんと入っていて食べ応えは抜群。多めに食べる筆者でも、これ一つで満腹になるほどで、これはかなりの当たりと言えそうです。
アンチョビソースも、「全然アンチョビっぽさないな」という所だけ気になりましたが、ペペロンチーノのソースとしては全然問題なく、これが麺全体にいきわたる程しっかり入っていたのは、ポイント高いです。
更にこれだけの量でいて値段は600円弱。麺類としては高めの価格設定ですが、このボリュームの前にはむしろお買い得感すら覚えます!ペペロンチーノというシンプルなパスタですから、単純に量が増えるとそれだけで嬉しいという、分かりやすいメリットなのが評価に強く影響しています。
もちろん、具材が肉偏重でバランスが悪すぎる点は、「もうちょっと何とかしたほうがいいのでは?」と思わずにはいられませんが、そこを度外視すれば、それなりのコストで満腹感を覚えられる、ありがたい商品が誕生したと喜べそうです。
いやあ、こういう大盛り商品はありがたいですね。底が深くて大量に入った商品というのも、今までパスタではありそうでなかなかなく、大盛系の商品というと、どうしても横幅ばかりが大きくなり、かさばることが多かったのです。これを機に、横幅ばかりではなく深さも増した容器の商品が増えるといいんですけどね。
ともあれ、これだけ満足感に満ちたペペロンチーノも珍しいです。どうかこのレビューをご覧になったお腹を空かせた方が、大量のペペロンチーノでご満足いただけますように。
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