前回のサラダチキン「ファミマ たんぱく質26.5g国産鶏のサラダチキン タンドリーチキン風」は、筆者の苦手なマヨネーズが入りながらも、味に関しては十分及第点という意外な展開を見せたものの、そもそもモノがタンドリーではないという騙しのような残念な結果に終わりました。
それでも、まだまだファミマのサラダチキンは続くのです。
さて、そんな訳で今回レビューするのは『たんぱく質22.9g 国産鶏のサラダチキン 淡路島の藻塩』。
タンパク質の量は前回と比べ低くなっているものの、前回よりプレーン寄りの見た目ですし、より健康志向なのかもしれません。
ただ、期待し過ぎると落とされそうで怖いので、恐る恐る、試してみたいと思います!
それでは、早速レビューと参りましょう!!
ファミリーマートの『たんぱく質22.9g 国産鶏のサラダチキン 淡路島の藻塩』の概要】
基本的な概要
メーカー | プリマハム |
種別 | サラダチキン |
内容物 | 鶏むね肉、食塩、 乾燥卵白、 粉末状大豆たん白、 発酵調味料 |
価格(税込) | 268円 |
カロリー | 107キロカロリー(一包装あたり) |
商品説明
ファミリーマートの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
糖質量0gこだわったサラダチキンです。国産の鶏むね肉を淡路島の藻塩で味付けました。
引用元:ファミリーマート公式サイト
実際に食べてみる
温めても食べられます
包装裏を見ると、まず目に入るのが「そのままでもお召し上がりいただけます」の一文。
更に下の方に目を向けると、注意書きとならんで温め方の説明が書かれています。
かじるにしてもばらしてサラダの上に置くにしてもそのままやれるのがサラダチキンの利点ではありますが、寒い時などには温めて食べたい気分になる事もあるでしょうし、選べるのはいいことですね。
汁気多くないか!?
包装から取り出したものがこちら。はい、「タンドリー風」以上に汁気が多いです。
おかげでこぼさないようにするのがとても大変です。
正直失敗した感がありありと感じられました。なんでこんなに汁が多いのか理解に苦しみます。流石にこれは不便すぎるでしょう。
何を考えてこんな風にしたんでしょうね、プリマハムの人。
食べてみての評価
見た目
白色、かつ調味液もにごった白系の汁の為、全体的に白いです。
肉そのものは部分的に色合いが異なる面もあるものの、鶏肉の大体の部分は綺麗に真っ白ですので、この白に食欲が湧くかという面は置いておくとして、見栄えはそこまで悪くないですね。
ただ調味液が多過ぎて、サラダチキンというよりもチキンの煮込みとかチキンの油漬けとかそんなもののように見えてしまうのがネックでしょうか。
味
かなり薄めの塩味ですね。
淡路島の藻塩を使ったとのことですが、塩の違いなど解るはずもないですし味そのものも薄味に感じるので、それほど大したもののようには思えません。
ただ、薄めの塩味のみというシンプルな味付けの為、期待し過ぎなければほぼプレーンのサラダチキンとして扱えますので、一番サラダに向いたサラダチキンと言えそうですね。
食べやすさ
とにかく汁気が多過ぎというのが最大のネックです。
今回は筆者の包装の開け方がよくなかったのかもしれませんが、恐らくどう開けても何かしらの理由で汁がこぼれていたことでしょう。
実際食べている間に汁がこぼれ卓上が汁塗れになるという悲劇を経験することになりました。
幸い塩気がメインの汁でべたつきは少なく、匂いもそれほど強烈ではないため水ぶきすれば問題ないですが、そもそもこぼれるようなほど汁を入れるなと言いたいですね。
この問題は食べる時だけでなくごみを捨てる際にも前面に出てきて、例えばラーメンのスープとかなら飲み干す人もいるでしょうけど、サラダチキンの汁とか大量に入れられても啜る訳でもないですし、捨てる際にもその汁がこぼれてゴミ箱を汚すんですよね。
家なら台所なりで汁を捨てればいいですが、それ以外だと途端に面倒くさくなるという。これはちょっと予想外の問題点ですよ……?
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
見た目 | ★★★ |
味 | ★★★ |
食べやすさ | ★ |
コスト | ★★ |
総合 | ★★ |
食べてみての感想などを
うーん、微妙ですねえ。
チキンそのものは見た目も含めプレーンと変わりなく食べられる為に妥当かなあくらいなんですけど、食べやすさで言えば最低ランク、とにかく汁が邪魔過ぎます。
「タンドリー風」の時はスパイスの所為で汚れやすかったですが、こちらは調味液が多過ぎる所為で最低評価。
食べる際だけでなく捨てる際にまでとても面倒くさいのでコスト面でも微妙という有様で、総合的に見てもお世辞にも妥当とは言えない評価になりました。
店頭で見かけたときは「そんなに個性もなさそうだしプレーンと何が違うんだろうなこれ」といった感じでしたが、汁が多過ぎるという悪い方向での個性が出てしまった感があります。
チキンの身は確かに薄味だし、少しくらいなら調味液がある事で味にメリハリができるかもしれませんが、あまりにも多過ぎると却って手間が増えるという救えない結末になりましたね。
ただ、サラダチキンはそのまま食べるだけでなく、サラダに乗せるのにも使えますし、そういった用途ではこの藻塩味、個性の薄さがプラスになる事もあるかもしれません。
ばらす際にも、ほぼ塩水でしかない調味液が指に触れるだけで、変なにおいが付くという事もないですし、比較的ばらしやすいでしょうしね。
とはいえ、サラダチキンバーからサラダチキンになった途端、連続して微妙評価というのはちょっと怖いですね。
まだ他にも商品はありますが、果たしてそちらは無事かどうか。
どうかこのレビューをご覧になった方が、うっかり開けすぎて汁をこぼさずに済みますように。
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