ローソンの『ひとくちサラダチキン ハーブ』最後の締めはオンリーワン！？

数あるローソンのサラダチキン攻勢も、いよいよ最後の時がやってまいりました。

ローソンの番になってからというもの、色々と変わったサラダチキンをレビューしてまいりましたが、最後は他社では見かけなかった形式のサラダチキンをレビューしたいと思います。

そんな訳で今回レビューするのは『ひとくちサラダチキン』。

これまでのスティック状、あるいはバー状だったサラダチキンですが、今回は一口大にカットしての商品となります。

まさにオンリーワン。

最後を飾るにふさわしいかはわかりませんが、有終の美であって欲しいものですね。

それでは早速レビューと参りましょう！！

ローソンの『ひとくちサラダチキン ハーブ』の概要

基本的な概要

メーカー	丸大食品
種別	サラダチキン
内容物	鶏肉、香辛料、食塩、 オリーブオイル、粉末卵白、 ホエイパウダー、小麦粉
価格（税込）	２４６円
カロリー	１３４キロカロリー（一包装あたり）

商品説明

ローソンの公式サイト（）に書かれていた商品説明は以下の通りです。

鶏モモ肉を使用することで、ジューシーに仕上げました。ひとくちサイズで、食べやすくなっています。

引用元：ローソン公式サイト

実際に食べてみる

量に対して高めのカロリー

一口大にカットした事を売りにしているこの商品、では実際の量はというと、８０ｇなので、同じローソンの商品としては、過去にレビューした『サラダチキン スティック ブラックペッパー』が同じく８０ｇ、そしてカロリーは９１キロカロリー。

こちらは１３４キロカロリーと、かなり大幅な追加となっております。

『ブラックペッパー』はむね肉なのに対し、こちらはもも肉と言う事もあるのでしょうが、それ以上にカロリーの原因になっているのは、やはりオリーブオイルがそれだけ重い、という事なんでしょうかね？

『ブラックペッパー』も植物油脂を使ってはいますが、味付けはそれほど違いもないだろうにこれというのは結構意外な差に思えました。

見た目は焼き鳥

包装から取り出したものがこちら。

見た感じレトルト包装の焼き鳥を思わせる見た目をしております。

しっかりと焼き色がついていて、ぱっと見だと結構美味しそうに見えますね。真っ白じゃないのは好印象です。

これに関しては丸大ナイスって言いたくなりますね。

周りのハーブも美味しそうに見えますし、やっぱり色合いは大事なんだよなあ。

食べてみての評価

見た目

色合いはすばらしいのですが、よくよく見てみると油脂成分がそのまま固まっていて、煮凝りのように周りにへばりついています。

チキンステーキとかの弁当で温めずに開けた際にタレがそのまま固まってるのと同じような感じなんですが、油脂で真っ白という程ではないものの、基本温めずに食べる前提であろうサラダチキンでこれはちょっとマイナスかなあと。

勿論温めればその辺りの問題は解決されるのでしょうが、特に包装などで温めて食べることは推奨されていませんし、逆にこの油脂が固まったままになっている状況も注意書きなどに書かれていない為、純粋に問題がそのままになっている印象でかなり杜撰(ずさん)に思えます。

見た目への印象はちょっとのマイナスですが、商品に対しての印象はダダ下がりですねえ。

味

出来の悪い焼き鳥かな、と言った感じの微妙な味です。

全体的に味が薄く、おかずとするにも微妙、おやつとするにも物足りず、サラダに入れたら多分脂っこさの所為でサラダが台無しになるなど、合う相手がないように思えました。

せめてご飯なりサラダなり酒のつまみなり、使い道がはっきりとしていればその一点のみでも結構推せるんですけどねえ……。

悪い意味で器用貧乏というか、何にも向いていないというか。色々もったいない気がします。

食べやすさ

サラダチキンによくある、包装のまま食べられるというメリットが完全に死んでいる代わりに、サラダチキンによくある「ばらさないとサラダにもおかずにも適さない」というデメリットを最初からカットしてあるという点で打ち消しているなど、一長一短な商品ではあります。

食感は柔らかく食べやすいので、歯や顎が弱い方でも問題なく食べられるでしょうし、量的にもそこまできつくないので、家で移し替えて食べるという前提ならば大変食べやすい部類の商品であると言えるでしょう。

油脂成分の大半は煮凝り状になっている都合上、つゆやタレなどで汚れることも無いのはメリットと言えるかもしれません。

評価

（５段階評価・標準は★３つ）

見た目	★★★
味	★★
食べやすさ	★★★★
コスト	★
総合	★★

食べてみての感想などを

正直残念な部類の商品です。

見た目はぱっと見だけはとても美味しそうに見えるのですが、よくよく見ると油脂が固まっていますし、それに対しての注意書きもなく、温めて食べるという比較的簡単な打開策があるにも拘らずそれも記載がないなど、不誠実です。

味に関しては微妙この上なく、出来の悪い焼き鳥という印象からどうやっても脱却できませんでした。

あるいは温めれば幾分マシになったかもしれませんが、それでも恐らく味そのものはそれほど変わらない為、大きくプラスになることはないと思います。

食べやすさに関しては、バータイプやスティックタイプ、通常サイズのように包装のまま食べるという前提が潰されていて利便性の面で大きなマイナスとなっています。

しかし、包装から取り出すという前提で考えた場合、わざわざ切ったりばらしたりする手間無しでサラダに入れるだけでＯＫ、盛り付けるだけでＯＫという利便性の高さはやはり強みと言えるでしょう。

その上で噛み砕きやすく、歯や顎の弱い方、小さなお子さんでも問題なく食べられるのは大きなプラス要素といえます。

ただ、その一点のみで強く推せるかというと正直微妙な点はぬぐえず、値段的に見ても２４６円と、かなり強気すぎるのがネックですね。

通常サイズのサラダチキンでも、大体が２３５円とかなのに対してこれというのは、お世辞にもコストパフォーマンスがいいとは言えません。

以上の観点から総合的に見た場合、商品としてはかなり微妙な品、という評価になりました。

ぱっと見の見た目の良さや実際に食べやすいという強みはあったのですが、それでは補えないレベルのマイナスまみれではどうにもなりませんでしたね。

とても残念ではありますが、有終の美とは程遠い結果に終わってしまいました。

とはいえ、折角のオンリーワンですし、出先で食べるのには向いていないものの家で食べる分には利便性も高いので、この方向性でも色々と出してほしいものですね。

そんな訳で、当たりも多く出たローソンのサラダチキン、これにて終了でございます。

どうかこのレビューをご覧になった方が、上手い事この商品の美味しい活かし方を思いつけられますように。

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