夏場はどうしても口の中が乾いて水分が足りなくなる関係上、干し梅だとちょっと……という環境の方もいるかもしれませんね。
ですが、そんな方でも問題なく塩分を補給できるのが「カリカリ梅」です。
干し梅と違って食べていても口の中の水分が奪われることはなく、むしろ唾液が大量に出てどんどん瑞々しくなっていくのです!
そんな訳で、今回レビューするのはファミリーマートの『すっきりとした酸味ひとくちカリカリ梅』
干し梅の後なので、随分と違った感想になりそうで楽しみですね。
それでは、早速レビューと参りましょう!
ファミリーマートの『すっきりとした酸味ひとくちカリカリ梅小袋』の概要
基本的な概要
メーカー | 壮関 |
種別 | 梅干し |
内容物 | 梅、食塩、食酢、 ぶどう糖果糖液糖、 梅酢 |
ジッパー | 有 |
価格(税込) | 170円 |
カロリー | 10キロカロリー(一包装あたり) |
商品説明
ファミリーマートの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
すっきりとした酸味に仕上げた、食べやすいひとくちサイズのカリカリ梅です。
引用元:ファミリーマート公式サイト
実際に食べてみる
種や欠片に注意?
この商品、一応は種などが取り除かれているようなのですが、裏面の注意書きにあるように、一部取り除ききれていないものもあるようです。
なので、うっかり歯茎などに突き刺さないように注意しましょう。
それはそうと、こちらの商品にもジッパーは完備。やはり複数回に分けて食べる前提のようですね。
これまでの商品もジッパーは役に立ったので、むしろナッツ類のころより心強く感じます。
ありがとうジッパー。
半分に切られた梅が五つほど
包装から取り出したものがこちら。
いやあ、かなりはっきりとした赤色ですね。まるで姫リンゴか何かのようです。
そして、種を取り除いただけあり、梅そのものも半分に切られたものが入っていました。
その数五つ。グラム数的に大体そんな感じの量なんでしょうね。
ぱっと見では少なく感じますが、梅干し系商品は見た目の量以上に一個一個消費するのが結構手間取るので、決して安易に「少ない」とは思わないようにしなくては……
食べてみての評価
見た目
かなり発色がよく、鮮明な赤色をしています。
自然にある梅ではここまで赤くならないので、まあ色を付けているのは間違いないとして、梅そのものは種を抜いたうえで真っ二つになっている為、梅の切り落としみたいな感じになっていますね。
ある意味、包装表の写真通りではあるのですが、梅が一個ずつ入っているのを想像した身としては、ちょっと予想外でしたね。
味
瞬間的な酸っぱさはかなりのものですが、後にはそれほど続かないですね。
おかげでとても食べやすく、胃にも比較的優しいかもしれません。
その反面これまでの干し梅に感じられた甘さはまるで感じられないため、甘い梅が好きな方には不向きな商品と言えるでしょう。
口の中に入れた瞬間唾液が大量に出るくらいに酸っぱいので、運動時や仕事の合間などに食べることで、塩分とミネラルを同時に補う事ができるのはありがたいですね。
一口水を飲めば後味もすっきりしますので、塩分タブレットよりも食べやすいかもしれません。
食べやすさ
多少水気があり、手に取るとその分汚れやすくなっています。
べたつきなどではないので、それそのものの不快感はあまりないのですが、指先に塩分やにおいなどがついてしまうのがネックですね。
この点に関しては、運動後や仕事の合間に食べるのに不向きなポイントとなってしまっています。
食感はカリカリとしていて歯ごたえがいい反面、歯や顎の弱い方にはちょっと食べにくいかなあと言ったところ。
この辺は好みによるのでしょうが、筆者は歯ごたえがある方が食べた感があるので好きでした。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
見た目 | ★★★★ |
味 | ★★★★ |
食べやすさ | ★★★ |
コスト | ★★ |
総合 | ★★★ |
食べてみての感想などを
大体のところ普通くらいの評価に落ち着きましたね。
見た目に関しては、予想の斜めを行く梅の切り落とし状態もさることながら、やけに発色のいい、赤すぎる梅なのが気になりはしましたが、色合いはとてもいいのでプラスになりました。
味はかなり酸味が強めで、瞬間的には「酸っぱ!」となるのですが、口の中にいつまでも残る様なものではなく、水など一口飲めば流れるような爽やかさがあります。
なので、夏場に一口食べるなら悪くない選択肢と言えるかもしれません。
ただ、肝心のカリカリ梅そのものがやや水分が多めで、手で持つと指先が若干汚れる点、においなどがつきやすくなる点がネックとなっているほか、カリカリ梅の個性ともいえる食感も、人によってはマイナスになる可能性をはらんでいます。
コストに関しては、梅の切り落としみたいな見た目の梅が五つ入っているだけというのはさすがに少なく感じたので、今回はちょっとマイナスになりました。
以上の観点から、プラス要素はあるもののマイナス要素も多く、いいところ妥当くらいの評価かな、と判断しました。
個人的には、普通の梅の形をしたカリカリ梅を想像してたらちょっと違うものをお出しされた感があって悪い意味で予想外だった感じですね。
もうちょっと手を汚さずに食べられるなら、夏場にはいい感じの塩分・ミネラル補給物資になりうると思うのですが、中々難しいですね。
ただ、これらの点も個性ではあるのでしょうから、今後の参考にしていけたらと思います。
どうかこのレビューをご覧になった方が、このカリカリ梅を有効に扱えますように。