前回の素焼きくるみは中々素晴らしい一品でしたが、今回はまた別の方向性、シーズニングによって味付けされたナッツのレビューです。
そんな訳で本日のレビューは「セブンイレブン」より、『トリュフナッツ』。
ファミマにも『白トリュフナッツ』がありましたが、セブンではなんと白と黒二種類のトリュフを使った味付けがされているようですね。
ですが、筆者はどうにも嫌な予感がしてしまいます。何故なら、『白トリュフナッツ』は、正直シーズニングとしては微妙この上ないというか、普通の塩を振ったナッツと大差なかった記憶があるのです。
ですので、今回も場合によっては……というちょっとした怖れですね。
とはいえ、だからと足踏みはしていられません!
お店も違うのですから、美味しくあってくれると期待して挑みましょうぞ!いざレビュー!!
セブンイレブンの『トリュフナッツ』の概要
基本的な概要
メーカー | 東洋ナッツ食品 |
種別 | 豆・ナッツ類 |
内容物 | アーモンド(アメリカ) カシューナッツ(インド) クルミ トリュフシーズニング 白トリュフ塩 |
ジッパー | 有 |
価格(税込) | 192.24円 |
カロリー | 219キロカロリー(一包装あたり) |
商品説明
セブンイレブンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
白・黒のダブルトリュフの香る、アーモンド、カシューナッツ、クルミのミックスナッツです。「白トリュフオイル」「白トリュフ塩」「黒トリュフ含有シーズニング」を使用。
引用元:セブンイレブン公式サイト
実際に食べてみる
こんな小さな商品にもしっかりついているジッパー
今回、内容量が33gとかなり少量なのですが、こんな商品でもしっかりとジッパーが完備されていたのはちょっとした驚きでした。
定番の機能とはいえ、量的には不要なものなのではないかと思えたのですが、ここまでくると拘りの域に感じますね。
白と黒で微妙に扱いが違う……?
包装表の商品名上の副題を見るに、てっきり白黒二種類のトリュフを使ったシーズニングを使用しているのだと思っていたのですが、包装裏の説明を見るに、どうにも白トリュフと黒トリュフとで、微妙に扱いが違っているようなんですよね。
それは公式サイトでの説明にも載っているもので、白トリュフはその香りのついたオイルと塩が、そして黒トリュフはシーズニングが使われているようなので、これは使い分け的なものなんでしょうかね?
分ける必要があったのかは解りませんが、これが味に何か決定的な違いを生むことになるのでしょうか?気になるところです。
食べてみての評価
見た目
シーズニングがナッツの周りについている為、見栄えに関しては普通のミックスナッツと比べ、かなり悪くなっているように感じられます。
また、割れや欠けも多い為、単純に品質の方があまりよくないように思えますね。
その上で、全体的な量も少ない為に見栄えもあまりないと、見た目に関してはいい点が全くないのがある意味で珍しいですね。
味
今まで感じた事もない独特な味がしました。
トリュフの香りというのも結構独特なようですがこちらはあまり感じられず、ただ、味に関してはくどいくらいに濃い口になっていますね。
好きな人にはたまらないかもしれないけれど、筆者は食べていて結構きつかったです。飲み物なしで食べると喉が渇きますねこれは。
普通のミックスナッツと比べるとかなり味が強めの為、酒のつまみとしてなら有用、というか、それくらいしか有用な活用方法が浮かびませんね。
ファミマのトリュフを使った商品はただの塩味でしたが、こちらはシーズニングがかなり独特といった感じなのは、対比としては面白いかも……?
食べやすさ
手にシーズニングがつきやすく、その上で油っぽい為、食べていると手が汚れるのが最大のネックですね。
量そのものは少ないので食べきることは難しくありません。
ジッパーを活かすのはかなり小食な方か、食べる量をしっかりと決めている方くらいでしょうか。
ただ一つ一つにこれでもかというくらいにシーズニングがたっぷりとついている為、量は少なくとも塩分が気になる方にはきついかもしれませんね。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
見た目 | ★ |
味 | ★★ |
食べやすさ | ★ |
コスト | ★★★ |
総合 | ★★ |
食べてみての感想などを
多分人を選ぶんでしょうけど、筆者的にはかなりダメな部類の商品だと思いました。
まず見た目が酷い。割れや欠けが多いだけでなく大量のシーズニングがミックスナッツの見栄えを悪くしています。
その上で量が少ないのでかなりがっくりきてしまうのはちょっとよろしくないですね。
味は、これに関しては好みがかなり分かれる部分だと思います。
筆者にはちょっと塩気が強すぎるように感じました。
その上でトリュフの独特の風味?らしき癖の強い味付けがナッツとあまり噛み合っていないように感じられたので、これに関しては評価できませんね。
塩の味しかしないのも問題ですが、余計な味が付きすぎて肝心のナッツの味が台無しになるのはもっと性質が悪いです。
食べやすさも正直微妙というほかなく、シーズニングやオイルの所為でとにかく手やテーブルが汚れるというのがよろしくないですね。
量が少ない為にすぐ食べきることができて、残りにくいのは悪いことではありませんが、酒のつまみくらいにしか使えそうにないのも不便さの理由付けとなるでしょうか。
これらの要因が重なり、値段こそ200円未満と低価格に抑えられているものの、それすら割高に感じてしまうこの商品のコストパフォーマンスは、お世辞にもいいとは言えませんね。
以上の観点から、この商品への評価はかなり厳しいものとなってしまいました。
せめてシーズニングの味が筆者好みならまた違った結果になったかもれませんが、トリュフの影響がなさ過ぎれば微妙だし、強すぎればそれはそれで味がくどくなるという、なんとも扱いにくさを感じずにはいられません。
なんでそんな必死になってトリュフの風味を付け足そうなんて考えたんでしょうかね?
高級感を出すなら別の何かでもよさそうなものですが…。
わざわざ別々のコンビニで同時期に並べるのだから、何か流行的なものでしょうか?
それとも一定数のトリュフファンがいると見込んでいたのでしょうか?
いずれにしても、個人的にはナッツ類にトリュフは噛み合わないなあと感じずにはいられませんでした。
どうかこのレビューをご覧になった方が、高級感だけで味がいいものと思い込まずに済みますように。