震える様な寒い季節でも、温かいカップ麺があれば体の芯からホクホクになれますよね。
でも、濃い口のラーメンばかり食べていると、どうしても段々とその味に飽きてきてしまい、「たまにはさっぱりしたものも……」という気持ちにさせられます。
今回はそんな、濃い口のラーメンにマンネリ気味になっている方向けに、あっさりとした風味が美味しい、「ファミリーマート」の限定ラーメン、『函館麺厨房あじさい 味彩塩拉麺』のレビューをしたいと思います。
この商品は、知る人ぞ知る函館の老舗塩ラーメン店『函館麺厨房 あじさい』の看板商品である『味彩塩拉麺』を再現したものという事で、自然期待も高まります。
それでは早速参りましょう!!
ファミマの『函館麺厨房あじさい 味彩塩拉麺』の概要
基本的な概要
メーカー | 東洋水産株式会社 |
種別 | 油揚げ麺 |
かやく | 味付豚肉、メンマ、ネギ |
スープ | 粉スープ、特製油(外付) |
価格(税込) | 216円 |
カロリー | 430キロカロリー(92gあたり) |
商品説明
ファミリーマートの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
北海道・函館の有名店「函館麺厨房 あじさい」監修の塩ラーメンが登場です。チキン、ポークエキスをベースに、魚介、こんぶ、オニオンの旨みを加えた塩ラーメンスープが特徴です。
引用元:ファミリーマート公式サイト
実際に食べてみる
特製油は後入れです
近年調味油などを後入れするカップ麺も増えてきましたが、この『味彩塩拉麺』も同様に、特製油を後入れするタイプです。
お湯を入れる前に入れたりせず、お湯を入れてから蓋の上で温めましょう。
待ち時間はなんとたったの二分!?
待ち時間が三分より長いカップ麺も増えてきましたが、この商品はなんとたったの二分で食べられます。
ちょっと堅めの麺が好きな方は、一分程度でほぐしながら食べるとほどよい感じになります。早めに食べたい人にはもってこいかも知れませんね。
食べてみての評価
麺
標準的な油揚げ麺です。
可もなく不可もない食感と味ですが、スープとの相性は合っている気がします。
量的には標準的なカップ麺と同程度。
スープ
とても美味です。
魚介の風味が利いているのか、あっさりとした風味の中にも味わい深い後味が残り、それが変に主張してこない為飽きが来ず、いくらでも飲めてしまいそうです。
スープそのものの色合いも塩ラーメンらしくとても綺麗で、これ単体でスープとして楽しめてしまいそうです。
具材
具材は味付豚肉とメンマ、それとネギだけとシンプルで、量もそこそこしかありませんが、これが意外と主張してきます。
味付豚肉はお湯を入れてから時間通り待ってもやや硬めで、ビーフジャーキーのような食感。
味は甘めなのですが、これが麺と一緒に口に入れると、豚肉を噛んでいるうちに甘さが引き立てられて、また違った味わいを感じられます。
メンマは一見地味な具材ですが、これも結構癖があり、好き嫌いが分かれるかもしれません。
筆者はメンマが好きなのでアリだと思いますが、これもちょっと固めなのがネックかも知れません。
豚肉もメンマもかなり歯ごたえがあるので、どちらも見た目よりは食べた気にはなれます。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
麺 | ★★★ |
スープ | ★★★★★ |
具材 | ★★★★ |
コスト | ★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
今回は老舗塩ラーメン店の再現商品という事でしたが、筆者はこの「函館麺厨房あじさい」で食べた事がない為、大元の『味彩塩拉麺』がどんな味なのか、どの程度までこの商品が再現できているのかなどは解りませんが、大元を知らない前提で食べると、大変美味しい塩ラーメンだと思えました。
こってりとしたラーメンだとどうしても後に残りますが、こちらの塩ラーメンはどれだけ食べても後に残らず、飽きることなく食べられそうです。
ただ、その美味しさの理由の大半はスープにある為、それ以外の部分ではやや平凡、そして麺と具材の量を考えると、それほどコストパフォーマンスはよくないなあ、というのが率直な感想でした。
具材の味付豚肉とメンマも堅い上に味付けの方向性が甘口なので、この辺り人を選ぶのが若干のネックでしょうか。特にメンマはカップ麺の具材としては変わっていたので、最初見た時にちょっと驚かされました。
これを人にお勧めできるか否かですが、カップ麺で美味しい塩ラーメンを食べたいなら十分お勧めですが、ガッツリと食べたい方には物足りないかもしれません。
もしたくさん食べたい時は二つ買いましょう。
その他、盤外要素ではありますが、この商品にはあんまりご飯ものは合いません。
筆者はよくカップ麺と一緒におむすびなどのご飯商品も買いますが、スープの風味があっさりしている為に、ご飯との相乗効果が発揮できないのです。
もし合わせるなら、ご飯ものの方の味付けが濃い物なら、ラーメンのスープを普通のスープのように楽しむ方向で、ある程度のマッチを期待できるかもしれません。
「私はどうしてもご飯と一緒に食べたいんだ!」という方は、そういった方向で試してみると良いかも知れませんね。
ただ食べるだけでなく何と合うかを考えるのも、それはそれでアリなんじゃないかと思います。
美味しい塩ラーメンを、どうぞ。