たまに商品棚を見ていると「なんだこれは?」と、つい二度見してしまう名前の商品ってありますよね。
今回は筆者がコンビニに買い物に行って、実際に二度見して、つい手に取ってしまった商品をレビューしたいと思います。
その名も『175゜DENO(デノと読みます)担々麺』。
名前からして異様! パッケージも異様!
ということで商品棚にあるととても目立つこのカップラーメン。
ファミリーマートの限定商品なのですが、他の名店シリーズなどと比べても特に気になる逸品として、筆者の心をわしづかみにしてくれました!
早速レビューといきましょう!!
ファミリーマートの『175゜DENO担々麺』の概要
基本的な概要
メーカー | 東日本明星 |
種別 | 油揚げ麺 |
かやく | 豚・鶏味付肉、チンゲン菜、赤唐辛子 |
スープ | 粉スープ(担々スープ)、別袋調味油 |
価格(税込) | 226円 |
カロリー | 487キロカロリー(104gあたり) |
商品説明
ファミリーマートの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
札幌発祥の担担麺専門店監修のカップ麺です。
ラー油、練りごまを合わせた濃厚タレと、花椒と赤唐辛子の痺れ・香り・辛味が特徴です。
引用元:ファミリーマート公式サイト
実際に食べてみる】
よくある後付け調味油、はいいとして……
近年増え始めた後付け調味油。
筆者の経験上、この手の調味油には、ラー油や馬油などが使われる事が多いのですが、どうやら今回は唐辛子中心の調味油のようですね。
わざわざ辛いのが苦手な方は担々麺は食べないかもしれませんが、激辛がダメならこの調味油は無理に入れない方がいいかも……?
辛さレベルは3らしいが……?
この商品は、元々は北海道に本店のある「175゜DENO~担々麺~」という、担々麺の有名専門店の商品を再現したものらしく、特に辛さは花椒(ホアジャオ)がメインのようで、「シビれない・シビれる・すごくシビれる」の三つから選べるようなのですが、カップ麺ではその選択も出来ず、必然的にレベル3指定の様子。
ただ、レベル3がどの程度の辛さなのか、実際に食べて見ない事にはまるで分らないので、正直これはあまり意味のない表示のように思えます。
「真ん中らへんだから中辛くらいなのかな?」と筆者は思ったのですが、はたしてこれがどう出るのか……
因みに待ち時間は4分。
個人的にはカリカリの麺の方が好きなのですが、今回は時間に余裕があった事もあり、のんびり待つことにしました。
食べてみての評価
麺
オーソドックスな油揚げ麺……のはずですが、4分待ったにもかかわらず結構硬めになりました。
バリバリという程ではないですが、柔らかめの食感を想定していたのでちょっとした驚きです。
硬いのが好きだから筆者的には特に問題はないのですが、普通の柔らかい麺を期待すると遣る瀬無い気持ちになりそうですね。
柔らかい麺が好きな方は一分くらい余分に待つと良いでしょう。
味に関してはよくある油揚げ麺なのでそこまで悪くはないですが、これを指して特別という感じは全くしません。
それでも、味は安定していますし、スープには合っている食べやすい麺だと思います。
スープ
蓋に「良くかき混ぜてください」という注意書きがあったので、今回こそはしっかりと良くかき混ぜました。
コクと痺れを前面に出した謳い文句通り、深いコクと強めの痺れがしっかりと舌を楽しませてくれる、「ピリ辛」ならぬ「ビリ辛」風味の担々麺に仕上がっています。
筆者はこういうのも好きですが、風味がいい反面、ゴマの甘さはあまり感じられなかったので、辛い中にも甘さを感じられる普通の担々麺の方が好きな方には、ちょっと合わない方向性の辛さかもしれません。
辛いというよりも痛い、という方が近いんでしょうね、きっと。
美味しいのですが、ご飯モノにはあまり合わない気がします。
というより、だんだんと舌が麻痺してくるので、他の物を食べてもあまり味を感じられなくなります。
これが欠点らしい欠点かも知れませんね。
具材
画像のように味付肉などが粉スープの中に紛れ込んでいるのですが、正直な話具材の存在感はほとんど感じられませんでした。
とにかくこの担々麺はスープがメインで、味付肉の量もそれなりにあるはずなのですが、それほど気にする事もなく食べ終わってしまった感が強いです。
スープそのものの主張が強い所為でより目立たないというか。
多目の肉とチンゲンサイという組み合わせは結構好きなのに、今一印象に残らないのはちょっと残念ですね。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
麺 | ★★★★ |
スープ | ★★★★★ |
具材 | ★★★ |
コスト | ★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
辛いモノ、それも舌が痺れる山椒や花椒系の辛さが好きなら、この商品はお勧めできる逸品です。
調味油も唐辛子系で辛さをより引き立てますが、実際に食べてみるとこれがあろうがなかろうが、それほど違いなく辛いままだったんだろうな、と思います。
中辛などととんでもない。
レベル3は立派に「辛い」に該当するラーメンでした。
北海道のお店の方は知らないので再現できているかは解りませんが、このくらいの量でこれくらいの味なら、普通に美味しい担々麺としてアリだと思います。
特に唐辛子系でなく花椒系のしびれる辛さは、以前レビューしたコンビニ三種の担々麺とも違った方向性で、価格こそそれらの担々麺より高めですが、個性の面では十分張り合える品であると言えます。
唯一残念だと思えた具材に関しても、目立たないだけで、その量そのものは全くない訳ではなく、むしろ肉の量はそれなりに多いのですから、実際にはスープの個性が強すぎたのが原因で、結果的にそれが他の印象を薄めただけなのかもしれません。
ただ、人を選ぶ商品には違いないので、万人にお勧めできる商品とはいいがたいのがネックですね。
価格帯は200円台と比較的高めで量はそれなりなので、寒い日のお昼に、というのは選択肢としては十分ありだと思います。
ただ、胃腸が弱い人は食べた後胃薬を飲む事をお勧めしますが……
どうぞこのレビューを読んだ方が、痺れる辛さを上手く堪能できますように。
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