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シンプル故の難しさ?ファミマの『コク旨中華そば』

ファミマのコク旨中華そば1

寒いとついつい身体の温まる、ちょっとカロリーが高いものを食べてしまいがちですが、ラーメンでも豚骨ラーメンや味噌ラーメンといったものは、比較的カロリーが高めで、この時期とても美味しい反面、後々を考えると怖くなってきますよね。

今回はそんな中では比較的カロリーの抑えられる醤油ラーメンローソン、セブンイレブンと続いて、「ファミリーマート」のブランド『ファミリーマートコレクション』から、『コク旨中華そば』をレビューしたいと思います。

ファミリーマートコレクションには他にも、『醤油とんこつラーメン』という、ラージサイズのカップ麺もあるのですが、今回はこれまでの二店舗のサイズと併せ、レギュラーサイズのカップ麺を、という事でこちらになりました。

それでは早速参りましょう!!

ファミリーマートの『コク旨中華そば』の概要

ファミマのコク旨中華そば2

基本的な概要

メーカー日清食品
種別油揚げ麺
かやく味付豚肉、味付メンマ、ナルト、ねぎ
スープ粉スープ(しょうゆ)、特製鶏油(別袋)
価格(税込)142円
カロリー332キロカロリー(73gあたり)

商品説明

ファミリーマート』の公式サイトでの商品説明は以下の通りです。

鶏と魚介のダシが効いたあっさりとした味わい深いスープが特長です。

引用元:ファミリーマート公式サイト

実際に食べてみる

鶏油とは何ぞや……?

ファミマのコク旨中華そば3

最近では液体スープや調味油を後がけとして、蓋の上についている事が多いのですが、今回は珍しく『特製鶏油』なるものがついていました。

これはなんぞ?」と思って調べたところ、どうやら鶏油とは、「ちーゆ」と呼ばれるもので、ラーメンやチャーハンなどの風味付けに使われる、鶏の油を加熱したものなのだとか

なるほど調味油の類だったか」と納得し、いつものように蓋の上で温める事にしました。

蓋には大き目に描かれた具材が

ファミマのコク旨中華そば4

蓋そのものは何という事もなく、普通に「三分待ってね」的な事が書いてあるだけなのですが、そのイメージ写真の具材が、やたら大きく描かれているのが気になりました。

果たして本当にこんなに大きいのだろうか?」と、期待半分疑念半分で蓋を開けてみると……量はともかくちっさい! 

筆者の撮った写真はいくらかアップにしたり拡大したりしてますが、蓋の写真と筆者の撮った写真とで大差ないくらいのサイズですので、かなりアップしたものを撮ってるんじゃないでしょうかこれ!

まあこの具材のサイズを期待して蓋を開ける筆者も筆者ですが。

仕方ないとはいえちょっとがっくりきてしまいました……

食べてみての評価

ファミマのコク旨中華そばの麺

スタンダードな油揚げ麺。

ちぢれている為、あっさりとしたスープにもしっかり絡み、安定した味わいを楽しませてくれます

特別変わった事はないですが、いつも通りのものでいつも通りの仕事をしてくれるのは、食べる側としては安心できていいですね。

その分特徴らしい特徴もない為、スープや具材との相性以上にプラス要因が薄いのがネックです。

スープ

ファミマのコク旨中華そばのスープ

コク旨、というほど強い味は出ていませんが、飲めばなるほど美味しいと感じられる醤油スープです

麺との相性が良くとても飲みやすい為、ちょくちょく啜っているといつの間にかなくなってしまっています。

セブンイレブン、ローソンと二社とも「カップヌードル」に近い風味だったのに対し、こちらは完全にオリジナリティを出してきた感じです

それでいて美味しいのでこの点はとても評価できると思いました。

具材

ファミマのコク旨中華そばの具材

総じて小さいというのが残念です

写真のは拡大しているだけで、実際にはとても小さい、というのをリアルで見るととても残念な気持ちにさせられます。

卵などのお湯でふくらみが出る具材もない為、余計にボリュームの乏しさを感じてしまいます。

肉は一見すると多目なのですが、かなり薄く、食べ応えに乏しいです。ナルトも同様

具材として一番主張してきたのは一番地味なメンマでした

全体的に薄味気味だったので、見た目は表面を覆うくらい多いのに、全方位に存在感が薄く、麺とスープを楽しむ為のおまけ程度の扱いにしか思えませんでした。

せめて分厚ければなあ……

評価

(5段階評価・標準は★3つ)

★★★★
スープ★★★★★
具材
コスト★★★★
総合★★★

食べてみての感想などを

麺とスープはポイントが高いのですが、具材が全てを台無しにしたパターン。

あと一歩が及ばないのがとても残念でした。

ローソンセブンイレブンの醤油ラーメンと比べても、麺は仕方ないにしろスープがとても個性が出ていて、こちらの面では一歩抜きんでているとすら思えたのですが、具材がこれではせっかくの個性も活かしきれません

確かに麺とスープがラーメンの主体ではありますが、カップ麺においては具材の量や質はとても大事な要素。

ボリュームにも影響しますし、見た目の良さにも絡んできます。

お店で食べるラーメンならば「うちはスープで勝負してるんだ」と言い張れるでしょうが、カップ麺では中々そうもいかないのです。

特に比較的低価格なスタンダートサイズのカップ麺は、「カップヌードル」という強豪が存在している以上、部分的にでもこれと同等かそれ以上に戦えるものを用意しないといけないのが、プライベートブランドの厳しいところでしょうか。

コスト面においては流石にカップヌードルほど高くはありませんが、価格は他の二社の醤油ラーメンよりも高めで、更にセブンイレブンには価格だけでなく量でも負けている為、三社で比べるとコストパフォーマンスは最も悪そうです

ただ、スープは本当に美味しかったです

つい飲み過ぎてうっかり画像を撮り忘れてしまうくらいで、これに関しては賞賛すべきポイントであると思います

鶏油が利いているのかどうかは分かりませんが、手間がかかる分だけ美味しいのかもしれませんね。

その他盤外要素として、このスープはご飯モノにもよく合う為、ラーメンだけで物足りない方はお結びなどを併せて購入すると、一緒に食べる事で相乗効果を発揮する事もあるかも?

赤飯や煮卵お結びと合うのは確認済みです。

興味が湧きましたら是非お試しあれ。

さて、ここまで「ローソン」「セブン」「ファミマ」と、三社のプライベートブランドの醤油ラーメンをレビューしましたが、麺は三社ともほぼ同じ為互角として、スープはファミマ、具材はセブンに分がありました。

コスト面に関してもセブンなので、総合的にはセブンの醤油ラーメンが一番安定していると言えます。

後は好みの問題でしょうかね。

廉価版カップヌードルが食べたければセブン、濃い口のカップヌードルが食べたければローソン、全く別枠のオリジナル醤油ラーメンを食べたければファミマ、といった感じに選んでいただければと思います。

どうかこの記事を読んだ方が、自分に合った醤油ラーメンを楽しめますように。

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