ホットスナック ローソン

鬼もたじろぐ!?ローソンの『グーボ ヒノカミチーズタッカルビ』

ローソンのグーボ ヒノカミチーズタッカルビの外観1

以前から色々な味が出ているローソン期待のホットスナック、『グーボ』ですが、最近になってまた新しい味が出たようなので、早速試してみようかと思い購入してみました。

今回レビューするのは『グーボ ヒノカミチーズタッカルビ』。ちょっと変わった名前の味ですが、この商品、最近映画でも話題になった人気漫画『鬼滅の刃』とのコラボ商品のようです。見た目からしてもう作品の主人公の顔が出ていて、「これはファンにはたまらない商品かな」と思いましたが、果たして味の方はいかがなものか。

筆者は勿論そちらの方もきちんと気にしますのでご安心あれ!それでは早速参りましょう!!

ローソンの『グーボ ヒノカミチーズタッカルビ』の概要

ローソンのグーボ ヒノカミチーズタッカルビの概要

基本的な概要

メーカーローソン
種別ホットスナック(パイ)
具材じゃがいも、たまねぎなど
生地の有無有・パイ生地
価格(税込)130円
カロリー163キロカロリー(1包装あたり)

商品説明

ローソンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。

醤油と砂糖ベースの味付けにコチュジャン・甜面醤・豆板醤を加え、深みのある甘辛味に仕上げました。 

引用元:ローソン公式サイト

実際に食べてみる

おなじみのパッケージが炭治郎カラーに

ローソンのグーボ ヒノカミチーズタッカルビの外観2

まず真っ先に目立つのが、容器の正面に描かれた『鬼滅の刃』の主人公『竈門 炭治郎(かまど たんじろう)』。

コラボ商品なので、対象作品のキャラが容器に描かれるのは珍しくもありませんが、それ以上に驚いたのはその容器の模様。これ、作品のファンの方なら知っているかもしれませんが、炭治郎の着ている羽織りと同じ模様になっているんですよね

何も知らないと緑と黒の謎の模様ですが、ただキャラの絵が載っているだけでなく、こういったところまで気を使えるのは、コラボ商品としてはポイント高いと思います。ファンとしては嬉しいところですね。

スタンド機能も健在の容器。地味に便利

ローソンのグーボ ヒノカミチーズタッカルビの外観3

グーボといえば、特徴的な容器がつきもの。今回もその例に漏れず、しっかりと立てる事の出来る、地味に便利な容器のままです。いや、これが結構役に立ってて、一口食べてテーブルに置いて、という時に役に立つのですよ。

ローソンではからあげくんコロッケ類なども同様に、縦に置きやすい形状をしていて、地味に便利です。ホットスナックは味や種類も大事でしょうが、こういう部分の気遣い嬉しいんですよね。

食べてみての評価

表面

ローソンのグーボ ヒノカミチーズタッカルビの本体1

グーボの例に漏れずパリパリサクサクのとても美味しい衣です。春巻きそのままとも言う食感がとても楽しめるこの商品。耳の部分はちょっと堅めですが、衣の部分だけでも香ばしく美味しくいただけます

難点としては、ぽろぽろ崩れやすいところでしょうか。揚げ物なので、揚げる人次第ではめっちゃ硬くなったりもしますが、今回は比較的当たりらしく、理想的なカリカリ感でした。

具材

ローソンのグーボ ヒノカミチーズタッカルビの本体2

ピリ辛のとろっとしたチーズタッカルビ……なのですが、筆者はちょっと苦手な味でしたね

甘辛味ということですがそれほど甘さは感じられず、ピリッとした唐辛子系の辛味は感じられたものの、旨みというのがちょっと乏しいというか。後、チーズのとろとろ感は好き嫌い分かれそうですね。チーズタッカルビというものを食べた事が無いので、その辺りが再現されているのかもよく解りませんが、以前食べた「メキシカンチョリソ」や「ベーコンポテト味」などと比べても味がはっきりせず、あまり美味しいとは思えませんでした

いくらかじゃがいもとたまねぎが入っていますが、とろっとした食感の為ほとんど具材の存在感は感じられません

味の中心になっているコチュジャン自体は、そんなにダメとは思わないんですけどね。辛さにしてもそれほど強くないですし、色々と半端な気がします。商品説明に書かれている通りの甘辛味なら、多分普通に美味しかったんでしょうけどねえ。

食べ合わせ

ローソンのグーボ ヒノカミチーズタッカルビの本体3

ピリ辛系の商品ですので、同じように舌を刺激する炭酸飲料との相性は最悪に近いと思います。また、同じ理由から担々麺や辛口ラーメン系などと一緒に食べると、舌がマヒして互いの味が解らなくなる危険性があるかも知れません

ただ、味の半端さからご飯のおかずにするにもちょっと微妙な感じで、これ単品で食べるならともかく他の商品と合わせるのは難しめ。飲み物ならお茶類か水、あるいは辛さを打ち消せる果物系のジュースがお勧めでしょうか。

評価

(5段階評価・標準は★3つ)

表面★★★★★
具材★★
食べ合わせ★★
コスト★★
総合★★★

食べてみての感想などを

はっきり言って残念商品の部類です。『鬼滅の刃』好きならつい手が伸びてしまいますが、味が半端な為にそれほど美味しいとは思えませんでした

表面はぱりっぱりかりっかりで最高なんですけどね。肝心の具材というか、中身の方が微妙過ぎましたね。どうせなら辛党向けに突き抜けて、もうちょっとハードな辛さの味にしても良かったと思います。折角のコラボ商品ですが、これならコラボしなかった方が良かったかな、と。

容器の方は気合が入っていましたし、味以外の面では頑張ってたように見えたのですが、肝心の味がこれではがっくりです。これは完全に評価外の話になりますが、コラボ作品なので一応作品との噛み合いも考慮しますと、『鬼滅』のコラボならもうちょっとこう、和風ないし、舞台になった大正時代的な、和洋折衷と噛み合った内容にした方が合うと思うんですが、なぜわざわざチーズタッカルビという、国も時代もイメージすらも関係なさそうな代物と、組み合わせようとしたんでしょうね

作中に出てきた料理でもないですし、主人公の「炭治郎」のイメージとも特に関係ないですし、『ヒノカミ』とつけられていますが、チーズタッカルビに作中に出てきた『ヒノカミ神楽』など、作中の何がしかに関係してそうな要素も何一つありませんし、そういう意味でも色々と謎が多いコラボだったように思えます。

ただ見かけただけの人なら気にしないでしょうが、わざわざこの商品を見かけて手に取るようなファンの方なら、その辺りの疑問を抱く方も多くなりそうなものですが……単純に商品としても、今まで食べた『グーボ』と比べ物にならず、相対的にコストパフォーマンスもかなり微妙なラインに

表面はパリパリで美味しいですし、チーズ好きな方なら、といったところでしょうか。逆にチーズが苦手な方や辛いのが苦手な方には厳しいですので、『鬼滅』のファンの方でも手に取れる方は意外と少ないかも……?こういう時、コラボ商品は、無難な味にした方がいいのかもしれませんね。変に挑戦的な味にすると、それが苦手な人が多い場合、商品としては致命的になり得ますし。……といった感じで、何かと残念な結末に終わってしまいました。

好きなんですけどね、鬼滅もグーボも。その好き同士が組み合わさったのになんで残念な気持ちになるのか。世の中ままならないものです。

どうかこのレビューをご覧になった方が、容器の勇ましさ以外にも目を向け商品を選べますように。

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