ファミリーマートのサラダチキンは当たり外れ半々といった感じで、そこまで豊作感はありませんでしたが、それでは他のコンビニではいかがなものかと、今度はセブンイレブンのサラダチキン系商品を見てみることにしました。
そんな訳で、今回は「セブンイレブン」の『糖質0gサラダチキンバー プレーン』のレビューです。
毎度ですが、「糖質0g」とか「タンパク質〇g」とか、ファミマといいセブンといい、この手の商品は同じような表記の仕方をしていますね。
糖質やタンパク質の量が気になる方にとっては便利かもしれませんが、筆者としては似たような表記ばかりで正直見分けにくくなって不便なので、よし悪しな商品名な気がしますね。
個人的にはもうちょっと商品名はシンプルならいいと思うのですが……ともあれ、早速レビューと参りましょう!!
セブンイレブンの『糖質0gサラダチキンバー プレーン』の概要
基本的な概要
メーカー | プリマハム |
種別 | サラダチキン |
内容物 | 鶏むね肉、食塩、 大豆たん白、 チキンスープパウダー、 醸造酢、香辛料、 レモン果汁パウダー |
価格(税込) | 159円 |
カロリー | 60キロカロリー(一包装あたり) |
商品説明
セブンイレブンの公式サイト()での商品説明は以下の通りです。
糖質が気になるへ!糖質ゼロのサラダチキンバーです。ワンハンドで食べやすいスティックタイプ。※糖質は食品表示基準に基づき、100g当たり0.5g未満を0としています。
引用元:セブンイレブン公式サイト
実際に食べてみる
今回もやはりプリマハム製……でも?
裏面の販売者を見れば、この商品もファミマ同様、プリマハムの商品であることに違いはなさそうです。
ただ、ファミマの商品がいずれも国内工場で生産されているのに対し、こちらはタイで製造されたものを伊藤忠で輸入し、プリマハムが販売者となり、セブンイレブンで売っているという、なんとなく責任の所在が複雑化してそうな代物となっています。
多分、タイにあるプリマハムの工場で作られたんでしょうが、「では何故伊藤忠を介する必要が?」という疑問もわきます。
また、値段の安さも国外生産の商品だからという事なんでしょうが、品質面で問題ないのか気になるところです。
魚肉などをはじめ、タイで加工している食品も多い昨今、タイ産だからというだけで警戒すべきではないのでしょうが、その点で全て国内生産品だったファミマブランド品と比べてしまうと「なんでセブンはそうしなかったのか」という疑問が浮かんでしまうんですよね。
これが果たしてプラスになるかマイナスになるか……
ファミマを超えた驚きの白さ
パッケージから取り出した商品がこちら。
茹でた鶏肉は白くなるもの、というのは解りきった事ですし、これまでのレビューでもたびたび話に出していましたが、それにしても白すぎやしませんか!?
流石にこれは白くし過ぎというか、不自然すぎますよ!?
これまでもあんまり白すぎる肉だと食欲が感じられませんでしたが、ここまで白いと最早別の食品のように見えてしまうというか、肉っていう感じがしないですね。
なぜみんな白くしてしまうんだろうか……?
食べてみての評価
見た目
驚きの白さです。中身に至るまで真っ白。肉らしさの欠片もありません。
ドイツなどには白いソーセージなど、日本産とは色合いの異なるソーセージもあったりしますが、これはそういったものとも違う感じで、やはりというか食欲があまり湧いてこない見た目のように感じられます。
これで「実はスパイシーなんです」とか、「味わい深いんですよ」とかなら気にならないんですが、プレーンだしなあ……
味
悪い意味でのプレーンといった感じで、薄めの塩味なのですが、ほぼそれしか感じられないくらいに味が薄いです。
噛んでいて旨味が染み出るだとか、香辛料が入っているなりの風味が感じられるだとかはなく、ただ塩味がするだけ。
一応香辛料やレモン果汁パウダー、醸造酢などの風味のもとになりそうなものは入っているはずなのに、まったく感じられません。
決して食べられないほど不味くはない為、「味なんて二の次だ腹が満たせればそれでいい」とか「ダイエットに美味しさなんて不要」というストイックな方ならそれでもいいのかもしれませんが、そうでない筆者にとっては、これはちょっと厳しいです。
食べやすさ
パッケージから必要な部分だけ取り出して、そのまま食べられるスティックタイプなので、利便性は高いです。
これはファミマのサラダチキンバーと同じですね。
ただ、食感に関してはかなりもさっとしています。出来の悪い魚肉ソーセージのような感覚。
肉を練ったような感じで、あんまり食べていて楽しくはないですね。
その分柔らかくはあるので、歯や顎が弱い方や治療中の方には優しいかもしれません。
汁気が幾分ある為、包装を全部剥いたり、縦方向以外で持ったりするとこぼれてしまうのに気を付ける必要があります。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
見た目 | ★ |
味 | ★★ |
食べやすさ | ★★★ |
コスト | ★ |
総合 | ★★ |
食べてみての感想などを
はっきり言って外れの部類の商品です。
まず見た目は真っ白過ぎてあんまり食欲が湧きません。
これに限らずサラダチキン系全般に言える事ですが、なぜ大豆たん白や卵白、卵の殻などを入れてまで白くあることに拘るのか意味が解りません。
茹で鶏が白いのは仕方ないとして、もうちょっと美味しそうに色を付けるだとかすればその方が食べやすく感じるだろうに、何故見た目からして真っ白にしてしまうのか。
そして味ですが、いかにプレーンとはいえちょっとプレーンすぎます。味が薄すぎて食べていてまったく楽しくないです。
量的に主食やおかずにするようなものではなく、合間合間に食べるようなおやつ的なものなのかもしれませんが、それにしたってただ薄い塩味というのはきつかったです。
食感に関しても、質の悪い魚肉ソーセージを思わせるもっさりとした食感はかなり食べていて虚しく感じさせてきます。
一応柔らかいので歯や顎の弱い方などには向いていますが、それでも食べていてこのもっさり感はきついですね。
汁気がある程度含まれる商品で、表面はその調味液で濡れているはずなのにこのもっさり感は「どうしてこうなってるんだ」と思わずにはいられませんでした。
かといって漬けながら食べるような商品でもないようですし、意味が解りません。
このようにあらゆる意味でプレーンというものをはき違えたような、出来の悪い商品としか言いようのないものとなっておりました。
こう言うのも酷かもしれませんが、「安いなりの商品」という事でしょうか。
国外の工場で作ってるからとプリマハムが手を抜いてるとか雑な処理をしているだとまで言うつもりはありませんが、無駄に白に拘る見た目はともかく、味の薄さと食感の悪さは、同じプリマハム製のファミマのサラダチキンバー系商品とも違った駄目なポイントのように思えました。
とはいえ、あくまでこれはプレーン味。他の味付けならばあるいは美味しく感じられるかもしれません。
どうかこのレビューをご覧になった方が、このレビューだけでセブン製の商品に失望されることがありませんように。
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