冷たいスイーツは夏場で最もその輝きを増すアイテムですが、和風洋風とコンビニ各社でも新スイーツを次々投入し、スイーツコーナーはさながら甘さの祭典のようになっています!
筆者も食事の為にコンビニに寄ると、いつもスイーツコーナーを見て「また新しいの出てるな」と、買いたい欲が出るのですが中々仕事の合間だと買えないんですよね。ですが今回は仕事帰りに買って試してみることにしました!
そんな訳で今回レビューするのは「ファミリーマート」から『北海道産小豆のつぶあん使用 白玉とわらび餅のクリームぜんざい』です。夏場のスイーツというとアイスやフラッペなどを浮かべがちですが、今回は和風スイーツ! 和風甘党の方必見ですよ!!
ファミリーマートの『北海道産小豆のつぶあん使用 白玉とわらび餅のクリームぜんざい』の概要
基本的な概要
メーカー | プリンス |
種別 | デザート |
温かい・冷たい | 冷たい |
主な原材料 |
粒あん、クリーム、砂糖 白玉粉、もち粉、水あめ 麦芽糖、きなこパウダー |
価格(税込) | 276円 |
カロリー | 266キロカロリー |
商品説明
ファミリーマートの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
きな粉をまぶしたわらび餅と大きな白玉2種類が楽しめるクリームぜんざいです。
引用元:ファミリーマート公式サイト
実際に食べてみる
小さく描かれた紹介イラスト
この手のスイーツとしては定番の表示になっていますが、最近は容器の中身がどんな風になっているのかを図解で説明していることが多く、今回も小さいもののきちんとその辺りの説明が容器上部に描かれていました。まあぜんざいですし、大体見た目通りだよね、といった内容のようですね。
見た目で買っても失望することはなさそうなのはありがたいですね。あとは粒あんこしあんで好き嫌いがある人にも嬉しい仕様かもしれません。粒あんがダメな人には今回のぜんざいは辛いかも……?
きなこが溶けていた
蓋を開けてみると白と茶系、そして黒の三色に分かれたぜんざいがお目見えです。蓋や商品説明に載っていたものと比べるといくらか色合いに違和感が……と思ったのですが、これらはわらび餅の上にかかっているきな粉が溶けていないから実物と違っているようですね。
実際にはわらび餅の水気を吸ってしまい、きな粉の色はかなり違っていますし、この分だときな粉の食感もだいぶん水っぽいものになっていそうです。味には影響はないでしょうが、舌触りにはかなり影響がありそうですねえ。
食べてみての評価
味
部分によってかなり味の異なるバラエティ豊かな風味を楽しめます。まず白い部分を構成する生クリームと白玉ですが、どちらもさっぱりとしていて甘みはそこまで強くありません。一口目でこちらを食べると「意外と甘くない?」と感じるかもしれません。
しかし、黒と茶を構成する粒あん・わらび餅を口にすると途端に強い甘さが広がり、口の中を一気に支配していきます。そして、こればかり食べているとどんどん口が甘ったるくなって飽きてしまう。そんな時にクリームや白玉を食べると、一気に口の中がさわやかになり、また一口甘い部分を食べたくなるのです。
交互に食べる事推奨ですね。白部分だけ先に食べるとかなり辛くなると思います。かなり甘い為甘党の方以外だと食べきれない可能性もあるのでご注意を。バランスよく食べられればかなりハイレベルな甘味が待っていますよ!!
食感
クリームのさっぱりとした食感、白玉のやや硬めな食感、わらび餅のふにゃっとした柔らかい食感、きな粉のざらっとした舌触り、そして粒あんのねっとりとした濃厚な食感と、食べる場所によって全く異なる食感が楽しめてしまいます。味もそうですが、食感もバラエティ豊かなので、食べていて飽きることはありませんね。
和風パフェみたいな感じで食べられると思います。食感の面でも交互に食べることでより楽しめるようになっているのは上手い作りだなあと思いました。
食べ応え
全体的な量はかなり少な目なので、食べ応えはそれほどありません。ですが、白玉やわらび餅といった胃にくるものが含まれているため、満腹感にはそこまで影響しないものの胃もたれなどが起こりやすくなる点で注意が必要です。
あくまで食後などにちょっと一息、くらいのつもりで食べるといい感じにおさまりがいいかもしれませんが、胃もたれしやすいのだけは注意です。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
味 | ★★★★★ |
食感 | ★★★★★ |
食べ応え | ★ |
コスト | ★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
味と食感の両面で楽しめる良スイーツでした。この商品の強みは、味でも食感でもバラエティ豊かに食べる場所によって様々なものを楽しめる、という点。この一点に尽きます。
一般的な和風スイーツは、構成する甘味の中で最も甘さが強いのは言うまでもなくあんこなのですが、甘すぎる上にねっとりとしているため、食べているとだんだん飽きてきて「もういいや」となりやすいのです。
ところが、この商品ではその辺りもかなり考えられているのか、食べていて甘すぎて辛くなることはなく、いくらでも食べらるような気すらしました。味変は偉大ですね!
ただ、味と食感を変えられるという強みがありながら、量に関してはいささか少な目。スイーツは元々量の多くない商品も多く、少ないことがそこまでマイナスに働くことはありませんが、折角の美味しい商品なのでもうちょっとほしいかな、とは思いましたね。
また、価格的に少量スイーツだとちょっとお高めに感じる270円台なので、コストパフォーマンスはそこそこの程度に収まっているなあ、と感じます。これらの要因がちょっと足を引っ張り、最高評価とするには足りないかな、というのが率直な感想ですね。
量がもうちょっとあれば値段そのままでも最高評価になっていたかな、くらいの何とも言えないバランスでした。ですがこれだけ美味しいなら和風スイーツもたまには食べてもいいかな、と思えるくらいには美味しかったですよ。
食べず嫌いで試していない方、もしよろしければ試してみてください。どうかこのレビューをご覧になった方が、夏の美味しい和風スイーツを楽しめますように。
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