セブンイレブンの『もっちりトマトピザブレッド』お手軽ピザ感覚！？　

最近はなんとなくパンコーナーをスルーしがちというか、総菜パンに意識を向けることが減ってきている気がします。

それというのも、今一変わり映えせず、そして変わり映えするものであっても筆者が苦手なマヨネーズやドレッシングが雑に放り込まれている総菜パンが多いからなんですが、そんな中でもわずかながらマヨネーズやドレッシングが苦手な筆者にも希望らしきパンがあるようです。

今回レビューするのは、「セブンイレブン」の『もっちりトマトピザブレッド』。

ピザパン系の商品というのは、過去にもいくらか出ているくらいには一定数需要を見込める総菜パンのようですが、今回はいつもと様相が違うようですね？

ともかく、折角なのでしっかりレビューすると致しましょう！！

セブンイレブンの『もっちりトマトピザブレッド』の概要

基本的な概要

商品説明

セブンイレブンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。

もっちりした生地にトマトソース，オニオンスライス，チーズ，ベーコンを乗せて焼き上げた惣菜パンです。

引用元：セブンイレブン公式サイト

実際に食べてみる

上辺はとてもピザらしいピザパン

さてこの商品、ピザブレッドというだけあって実際に取り出してみると、上部がこれでもかというくらいに赤いトマトベースのピザ状になっています。

チーズも微妙に目立たないながらしっかり入っていて、見た目そのものはスーパーなどのパン屋で売られていそうな感じになっていますね。

果たして味かいかがなものか……？

横向きにすると解るピザパンらしからぬ形状

ところでピザパンというと、皆さんはどんな形状を想像するでしょうか？

筆者は平べったい生地にケチャップやチーズ、具材の盛られたまんまピザみたいなパンや、トーストにケチャップや具材を乗せただけのものを真っ先に想像しました。

けれどこの商品、立体的な四角形のパンなのです。

形状だけ見ると切らないままの小さな食パンをそのままピザにしましたみたいな見た目で、中々個性的なピザパンとなっているように感じられました。

この形状そのものはたまにデニッシュや菓子パンなどで見かけることもありますが、総菜パンでこれはなかなか珍しい気がします。

その分だけ内容がよければ文句なしですね！！

食べてみての評価

パン生地

表面のピザ部分はカリカリですが、その下の生地はふんわりとしていて柔らか。

しっとりとした食感で食べやすくちぎりやすく、手で切り分けることもできます。

味の方は噛んでいると甘みが出てくるくらいでそれほど特徴はありませんが、ケチャップとの相性も悪くありませんし、ピザとしては悪くないように思えました。

ただ、いかんせんこのパン生地の部分が分厚く多めなため、ピザとしてもピザパンとしてもピザ部分の主張が弱めに感じてしまいますね。

食べ応えがあって腹持ちはいいのですが、これだとピザパンというよりパンピザって感じかなあと思ってしまいました。

具材

ベーコンと玉葱が主な具材ですが、どちらも少な目で主張は大人しめ。

食べていても一応それらしき感じはしますが、これによってお腹が膨れるかと言われると微妙なところです。

食感の大部分は具材ではなくパン生地の方になってしまう為、どうしても具材を食べているという印象に乏しいんですよね。

モノはどちらもピザの具としてはスタンダードなものなので、具材そのものの量が多ければそれっぽく感じられたのではないかと思うのですが……

食べ合わせ

飲み物は大体何とでも合うと思います。

それこそパン生地に合わせて牛乳やコーヒーでも、ピザ部分に合わせて炭酸飲料やお酒などでも合うでしょう。

その他食べ物とならばお肉系のホットスナックあたりでしょうか。

ただこれは脂っぽさが増すためあんまりお勧めはできません。

ふんわりとしたパンの食感を楽しむなら、やはりそのまま食べる方がいいと思います。

評価

（５段階評価・標準は★３つ）

食べてみての感想などを

全体的にみるとまあ、妥当かなあ、くらいの商品に収まってしまいました。

パン生地は中々美味しいですしサイズもあり簡単にちぎれますし食べやすいのです。

ピザ部分も味は悪くないのですが、具材は結構微妙なところで定番のベーコンと玉葱が入っているもののこちらはあまり量もなく存在感も薄目。

総じて「ピザ食べてる」というよりは「ピザっぽいパン食べてる」といった感じで、ピザを食べた気にはあまりなれません。

というか形状からしてピザパンというかピザっぽい味のテーブルパンみたいなものです。

ただ、食べ合わせに関してはパン生地部分の美味しさやピザ部分のピザっぽい風味から、様々な飲み物と相性がよくなっています。

大体どの飲み物と一緒に食べても問題ない点は強みと言えます。

以上の観点から見ても、総菜パンで２００円超えはちょっと割高。

確かに食べ応えはあるのですが、多く食べる人ならこれ一つでは結局物足りないでしょうから、コストパフォーマンスはそれほどいいとは言えません。

このように、強みとなる点は確かにあるものの、同じくらいに足を引っ張る要素も多く、結局ほどほどの評価くらいに落ち着いてしまいました。

確かに光るものはあるのですが、それが活かしきれないのはちょっともったいなかったですね。

ものとしては悪くないのですが。

どうかこのレビューをご覧になった方が、この商品のよりよい光らせ方を編み出せますように。