仕事疲れなどでちゃんとしたものを食べていないと、どうしても腹の底から温まらず、寒さがより厳しく感じてしまう事もあります。
昨今はコンビニ弁当も値段よりは質、種類の豊富さなどを競っているように感じられ、多少高くつくものの、バリエーションの豊かさを楽しむことができるようになってきました。
食べたいときに食べられるようになったのは嬉しいですね。
そんなわけで、今回のはお弁当。「ファミリーマート」の『炙り焼 ダブル味噌豚丼』をレビューしたいと思います。
最近ファミリーマートは弁当類に力を入れているようですので、期待していきたいですね。
早速レビューと参りましょう!!
ファミリーマートの『炙り焼 ダブル味噌豚丼』の概要
基本的な概要
メーカー | トオカツフーズ |
種別 | 弁当 |
具材 | ご飯、豚焼肉、ごま
|
つけあわせ | もやしにら人参炒め |
価格(税込) | 498円 |
カロリー | 824キロカロリー(1包装あたり) |
商品説明
ファミリーマートの公式サイトにはなぜか本商品の説明がなく、沖縄ファミリーマートのサイトにのみ、価格は違うものの同様の商品説明が載っていました。
商品説明は以下の通りです。
コク旨味噌とピリ辛味噌の2種類のたれを使用し、「炙り焼」で香ばしく仕上げました。
引用元:ファミリーマート公式サイト
実際に食べてみる
ご飯300gの破壊力
どうも近年お弁当類はご飯の量が乏しいものが多く、その方向に割り切ったミニサイズ弁当なども出始めるほどなのですが、こちらはむしろビッグサイズに舵を切り、腹ペコな客層にアピールする作戦なのか、ご飯の量が大盛りで300gにもなっています。
肉っぽい弁当で更にご飯も大盛りとあっては食も進みそうですが、その分ご飯の質が悪いとただただ辛いだけの食事タイムとなってしまう事もあるので油断なりません。
果たして多いだけでなくちゃんとしたご飯なのか……
見栄えよりも質重視を感じられる包装
近年お弁当類は、パッケージングの際にほとんどお弁当の上にそのまま蓋をしてしまっていますが、これによって温めた際に蓋に水滴がついて具材が水っぽくなってしまったりすることもあります。
特に今回のように味噌味が重要な商品で水っぽくなると肝心の味が薄まってしまい残念なことになってしまうのですが、その点はきちんと対策を取っているらしく、ちゃんと仕切り包装が敷かれていました。
たった一枚のビニール包装ですが、これがあるとないとでは大違いなのは、以前紹介した「セブンイレブン」の『野沢菜わさびだし飯茶漬け』の時でもそうでしたよね。
その分普段からの見栄えがちょっとマイナスになりますが、食べてみての味の良しあしの方が大切ですから、この辺りは気遣いをどこに置くかなんでしょうね。
食べてみての評価
ご飯
ただの白米かと思いきや、ある程度味噌だれの味の染みたご飯になっていました。
ただ、普通の味噌だれ(コク旨味噌)の方は味はそこまででもなく、どちらかというと辛味噌だれ(ピリ辛味噌)の方がご飯に合っていて美味しいですね。
歯応え的にはご飯そのものはやや柔らかめなので、ささっと食べたい人にはいいかもしれませんが、それ以外の方だとちょっと微妙に感じるかもしれません。
量に関しては言う事なしですが、結構好みが分かれそうなご飯に仕上がっています。
具材
普通の味噌だれと辛味噌だれとで味が分かれていますが、個人的にはピリリと来る辛味噌だれの方が炙り肉に合っていると思います。
普通の方も不味くはないのですが、全体的に薄い印象で、辛味噌だれの方と交互に食べているとどうしても味で負けてしまうんですよね。
これは二種類で食べるより、別々の種類として出した方がよかったパターンなのでは?と思わずにはいられません。
豚肉はボリュームもあり、肉の厚みもそこそこありますので多めのご飯と合わせて食べても具が足りなくなるという事はないはず。
しっかり満腹になれそうです。
つけあわせなど
申し訳程度にもやしとにらの人参炒めが添えられていますが、単一の味でまとめられている弁当と違い、この商品は二種類の味を交互に、あるいは片方ずつ食べる商品となっていますので、違う味の方を食べる合間にこれを食べることで口の中をニュートラルする、というつけあわせとしての役割はしっかりと果たせています。
その分味は控えめですが、肉の味が強いのでつけあわせの味がなくても何の問題もありませんね。
普通の弁当だと微妙ですが、この弁当ならこういうのもアリだと思います。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
ご飯 | ★★★★ |
具材 | ★★★★ |
つけあわせなど | ★★★★★ |
コスト | ★★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
終わってみればなんだかんだ優秀なお弁当だと思えました。
ご飯は量が多めで味噌の味も染みていて美味しくいただけました。
柔らかさだけが好みで分かれると思いますが、単純なボリュームだけで十分食べ応えに貢献してくれます。
具材は肉一辺倒ですが味の違う味噌だれ肉が半々。どちらも美味しいです。
ただ、どうしても辛味噌だれの味の方が強く、交互に食べているとどんどん普通の味噌だれがインパクトで負けてしまうので、先に普通の味噌だれの方から食べることをお勧めします。
個人的には二種類一緒にせず、ピリ辛味噌だれ丼とかの方がよかったんじゃないかなと思いました。
つけあわせのもやしのにら人参炒めはとても地味な存在で、味もほとんど感じられないくらいに薄いですが、それがかえって味の違う二種類の味噌だれ肉を食べる合間に丁度よく、つけあわせとしての役目をしっかりと果たせていると言えます。
主張しないことがむしろプラスになるというのは結構珍しいパターンな気がしますが、こういう使い方は断然ありだと思えましたね。
全体的なボリューム面、味のよさなどを考えるとコスト面でもなかなか優秀ですので、是非とも継続して販売してほしいものです。
でも、この商品に限りませんが、まだ店先に並んでいる商品が、なぜか公式サイトでの紹介が消えていたりすることも多いのは不思議ですね。
筆者のようにレビューするために調べる人だけでなく、店先で商品を見てどんなものか気になって調べる人もいるでしょうにすぐに消してしまうのはもったいない気がします。
店先から消えた商品ならともかく、こういういい商品はずっと紹介し続けるべきだと思うんですけどねえ。
どうかこのレビューをご覧になった方が、空腹のときにこの商品を見つけられますように。
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