前回、前々回と大当たりを連発したローソンの梅干し系商品。こうなると三つめも期待したいところですが、果たしてどうなることか。
今回レビューするのは『ひとくちカリっと手割り梅』。
定番のカリカリ梅系ですが、見た目はともかく味は微妙に違う事も多い為、ローソンがどんな感じの風味になるのかはちょっと予測できませんね。
期待ももちろんありますが、予想外のとんでもカリカリ梅という可能性もあるので、一応は警戒しながら挑みたいと思います。
それでは早速レビューと参りましょう!!
ローソンの『ひとくちカリッと手割り梅』の概要
基本的な概要
メーカー | 壮関 |
種別 | 梅干し |
内容物 | 梅、漬け原材料、 ソルビット、 調味料、酸味料 |
ジッパー | 有 |
価格(税込) | 180円 |
カロリー | 12キロカロリー(一包装あたり) |
商品説明
ローソンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
さわやかな酸味とカリッと食感の手割り梅です。
引用元:ローソン公式サイト
実際に食べてみる
結構珍しい脱酸素剤注意
カリカリ梅は梅干し系商品としては比較的湿気を含むものの為か、これまでの各コンビニでも結構脱酸素剤(いわゆる乾燥剤)が入っていることも多かったのですが、こちらももれなく入っています。
ですが、この商品には他にはない「脱酸素剤を取り出すと熱を帯びる事もある」との旨の注意書きが書かれており、そこがちょっと気になりました。
もしかして成分がちょっと違うとか、そういうアレなんでしょうかね?
セブンイレブンやファミリーマートでは「乾燥剤は食べられませんので注意してください」とかそんな感じの注意書きはあったとは思うのですが、これが熱を帯びるというのは初めて見た気がします。
ちょっと怖いですねえ。何を使ってるんだろう。
見た目も色合いも平均的……?
袋から取り出したものがこちら。
量的には少な目ですが、やや大きめのサイズの種抜き梅が真っ二つになっている、という状態で入っているのはこれまでのカリカリ梅系商品共通のようですね。
ぱっと見た感じの色合いやなんかは明るすぎず暗すぎず、平均的と言えるでしょうか?
ただ、全体量が少なめなのがちょっと気になりますね。
これに限らず、今までのローソンの梅干し系商品では量が抑えめなので、そもそもの企画として少な目のお手軽サイズとしての需要を狙ってのものなのかもしれませんが……
食べてみての評価
見た目
色合いはほどよく梅らしく、変な光沢を放っているだとか、逆に暗すぎるだとかそういった事はない為、とても梅らしいカリカリ梅になっていると思います。サ
イズ的にもほどよい為、小さなお子さんでも問題なく一口で食べられることでしょう。
問題は量の少なさと、形状、そして傷などで個々が微妙にばらつきがあるところ。
単純な形状はともかくとして、表面に傷がついているのはちょっと品質の低さを感じずにはいられませんね。
サイズはある程度均一なのにもかかわらず、傷などで違いが出てしまうのはもったいないと思います。
恐らくサイズで分けているだろうに、なぜそこは選別しなかったのか、と。
味
瞬間的な酸味が強めで、口に入れた瞬間、そして噛んだ瞬間に「すっぱ!」となります。
けれどあくまでその瞬間ごとの酸味なので、食べ終わった後はあまり後味として残らず、結果として爽やかな感じになっていますね。
これまでは甘くて食べやすかったですが、こちらは酸っぱいものの食べやすい、といった感じでしょうか?
後味がいいのでいくらでも食べられそうですが、酸味の強さがネックですね。
これは気が付くと胃が痛くなったりする奴です。胃の弱い方は食べ過ぎに注意した方がいいかも……?
食べやすさ
カリカリ梅なので若干のしっとり感はあるものの、べたつきもなく手で持った後に酸味や匂いが付くのもある程度は抑えられているようです。
食べていて手が汚れるという事はない為、食後に手を洗ったり拭いたりする必要性がないのは楽でいいですね。
食感としてはやや硬めではありますが、これくらいなら多少歯や顎が弱いくらいの人でも食べられるとは思います。
カリカリ梅だけに、カリカリとした食感もあり、さわやかな食味から結構食べやすいと思います。
ただ、胃の弱い方、酸味が苦手な方にはお勧めしにくいかなあと言ったところ。
酸味が継続するわけではないとは言っても、強い酸味の商品は万人向けとは言い難いですね。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
見た目 | ★ |
味 | ★★★★ |
食べやすさ | ★★★★ |
コスト | ★★ |
総合 | ★★★ |
食べてみての感想などを
ほどほどのカリカリ梅ですね。
見た目は、色合いこそほどよい感じですが、形状にばらつきがあり、傷もありと、品質面でこれまでのカリカリ梅系商品よりも幾分劣っている感があります。
注意書きに一応あるとはいえ、見た感じの評価は別にそれで甘くなるわけではありません。
サイズに関しては統一しているのにこういった傷は看過されたままというのも評価が微妙になる一因ですね。
味は酸味が強いものの爽やか、後味のスッキリとした美味しいカリカリ梅で、これに関しては手放しに賞賛出来ます。
食べやすさに関しても、手の汚れが少なく済みますし、匂いや味もついたりしないなどプラスとなるポイントは多いのです。
ただ、酸味が強い、という一点でどうしても胃の弱い方、酸味が強いものが苦手な方には勧められない為、その分減点となっています。
また、コストパフォーマンスの面で考えた場合、値段帯はこれまでのローソンの梅干し系商品としてはワンランク高い180円と、他のコンビニの梅干し系商品に合わせてきた感があるのですが、実際の量から見るとこれはむしろ割高と感じられます。
ですので、いくら美味しいとはいえ問題点もいくらかあるこの商品をこの値段、というとこのくらいの評価が妥当かな、と。
以上の要因から、総合的に見ても「いい点が悪い点に相殺されている」といったように思えた為、「いいところ妥当、ほどよいくらいだろう」という結論に至りました。
残念!三連続大当たりとはいかず!
ですが、勝手に期待し過ぎたとはいえそこまで悪い商品でもなく、酸っぱい梅干し風味のカリカリ梅としては十分美味しく感じられましたし、好みによってはもっと評価が高くなってもおかしくはないポテンシャルは感じましたね。
でも、品質面や万人受けしなさそうな酸味の強さはちょっと無視できなかったのです。
どうかこのレビューをご覧になった酸味の強いカリカリ梅をお求めの方が、この商品を見つけることができますように。