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ローソンの『深聖ピスタチオケーキ』実食レビュー

ローソンの深聖ピスタチオケーキの外観ネーム

この冬になってから、なぜかコンビニ各社でピスタチオを使ったスイーツが増えている気がします

ピスタチオというのはナッツ類の一種で、日本では酒のおつまみとして他のナッツ類などと一緒にまとめて売られていることの多い、殻付きの緑色の木の実なのですが、食べなれない人には「どんな味なんだ?」と、ちょっと気になる部分もあるのではないでしょうか。

そんな方の為に、というほどでもありませんが、筆者も気になったので試してみようと思いました。

そんなわけで今回レビューするのは「ローソン」の『深聖ピスタチオケーキ』。

ローソンが商品名に変わった冠言葉をつけるのはよくある事ですが、この商品はローソンのブランドの中でも特に特別な商品に冠する『Uchi Café Spécialité 』の一つらしく、かなりの自信が伺えます。

酒のおつまみに過ぎなかったピスタチオのスイーツという新たな可能性、果たしてお味の方はいかがなのか。早速レビューと参りましょう!!

ローソンの『深聖ピスタチオケーキ』の概要

ローソンの深聖ピスタチオケーキの概要

基本的な概要

メーカーコスモフーズ
種別ムースケーキ
温かい・冷たい冷たい
主な原材料 

カスタードクリーム、糖類

牛乳、ピスタチオナッツ

クリーム、ピスタチオペースト

価格(税込)380円
カロリー221キロカロリー

商品説明

ローソンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。

ダイレクトにピスタチオの香ばしさとコク深さが楽しめます。スポンジ・クリーム・ムース・トッピングまでピスタチオを使用。上から下までピスタチオの香ばしさ、コク深い味わいを感じられるケーキです。

引用元:ローソン公式サイト

実際に食べてみる

見た目は抹茶系のケーキと似通った深緑の色合い

ローソンの深聖ピスタチオケーキの外装蓋を取った状態

ケーキの色合いと言うと白に茶色、黒に赤と様々な色のものがありますが、このケーキは全体が緑色

とはいえ日本では抹茶を使ったケーキも緑色なので、それほど抵抗ない方も多いのではないでしょうか。

ものとしてはムースを固めたムースケーキに類するものですが、ワンポイントとして最上部の中心にぽん、と差し込まれたピスタチオが珍しい点ですね

そもそもピスタチオは近年までケーキの材料に使われる事すら珍しかったので、中々見ないワンポイントだと思います

でも、緑色ってぱっと見で味が想像しにくいですよね。メロンなどとも違う深緑。果たしてこれが美味しいのか……

ちょっと包装がはがしにくい

ローソンの深聖ピスタチオケーキの側面包装用シート

ムースケーキは柔らかさがウリであると同時に、運ぶ際の形崩れなどがネックになりやすい商品でもあります

普通のケーキなら大丈夫な些細や揺れやちょっとした圧迫感でも簡単に形が崩れてしまうので、持ち運びが大変なのですが、この商品に関してはかなりしっかりと包装が巻かれていて、多少の揺れではびくともしませんでした

ですが、ちょっとばかり硬く巻かれているのが問題で、剥がす際にべったりと、ムースがくっついてしまっていた為、よほど丁寧に剥がさないと、ちょっともったいないことになってしまうかもしれません

剥がした後の形状も少しがっかりな感じになってしまいますので、やはり注意は必要不可欠のようですねえ。

食べてみての評価

ローソンの深聖ピスタチオケーキ本体全体

かなり独特な甘さです。さっぱりとはしているのですが、商品説明通り、ピスタチオ独特の風味が最初から最後まで抜けることはなく、この一点のみで他のどのケーキとも違う独創性豊かなケーキとなっています

なんというか、どこまでも「ピスタチオの味」というのが抜けないというか、ピスタチオはどう加工してもピスタチオなんだなあという印象でした

なのでピスタチオ苦手な方には向かないと思います。

逆にピスタチオ大好きという方、おつまみとして食べて気に入っている方なら問題なく食べられることでしょう

甘すぎるとか量が多いとかで人を選ぶスイーツは過去にもありましたが、味の方向性一つでここまで人を選ぶスイーツもなかなか珍しいかもしれません。

食感

ローソンの深聖ピスタチオケーキをスプーンで一掬い

非常に口どけのいい、柔らかな舌触りのムースがとても素晴らしい

一番下のスポンジ部分もスポンジを食べているという気にならないくらいで、ほぼムースの一部みたいな感じになっています。どこを食べてもムースみたいな、そんな感じですね。

これなら歯や顎の弱い方や治療中の方でも問題なく食べることができるでしょう。

食べ応え

ローソンの深聖ピスタチオケーキの断面

サイズとしてはやや小さめ、そして歯ごたえもほとんど感じられませんので、食べ応えはほぼ期待できない商品となっていますこれを一つ二つ食べても満腹感はさほど満たされないでしょう

アクセントのピスタチオの実そのものはやや硬めですので、これだけは幾分歯応えがありますが、これだけで食べ応えを感じるのは流石に無理がありますね。

ただ、満腹感に寄与しない分、いつでも食べられるというメリットはあります。気が向いたときにでも食べられるのは便利ですね。

評価

(5段階評価・標準は★3つ)

★★★
食感★★★★★
食べ応え
コスト★★
総合★★★

食べてみての感想などを

全体的にみるとなんとも評価の難しい商品となっています

味に関してはかなり人を選びます。どう足掻いてもピスタチオの風味でしかないのです。ですのでピスタチオ大好きな方に特化した味だと思いました。

ここまでピスタチオ過ぎるとケーキも何もあったもんじゃないなあ、と。いや、甘くはあるんですけどね。

続いて食感ですが、これに関しては絶賛できるくらいちゃんとしたムースとなっています。くちどけよく柔らかで、それでいてスプーンを通したくらいでは崩れないのは大変すばらしい。食べやすいのはいいですよねやっぱり。

反面、食べ応えに関してはいかんせんサイズが小さいのと、ムースケーキであることから柔らかく歯応えが乏しい為、どうしても期待できませんね。とはいえスイーツですので、そこまで満腹感は重要ではないかもしれませんが。

これらの要素から、コスト面で考えると、やはり味が独特過ぎるのと量の乏しさとが足を引っ張り、パフォーマンスは微妙であると言わざるを得ません

値段そのものはこのサイズのスイーツとしてはやや高めではあるものの決して珍しい訳でもなく、まっとうに美味しいスイーツなら妥当なラインと言えるはずですが、この商品は味が個性的過ぎ、かつ量が少ないという点でみて妥当とは言い難いです

もうちょい味が万人向けであったり、量が多かったりすればこの面でも問題なく評価できたのかもしれないですが、残念な結果となりました。

いやあ、ピスタチオケーキというのでどんなものかと試してみましたが、まさか思った以上にピスタチオの味しかしないとは思いませんでした。

ほかのピスタチオ系のスイーツもこんな感じなんでしょうかね? ちょっと試すのが怖くなります。

ピスタチオ大好きという方にとっては神スイーツかもしれませんが……

どうかこのレビューをご覧になった方が、これからも出るかもしれない独特なピスタチオスイーツとうまく付き合えますように。

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