最近甘いものや辛いものといった感じに結構極端なものばかり食べている気がしまして、たまにはちょっと舌休め的な、刺激の強くないものを食べたくなる時ってあるんですよね。そんな時、筆者が昼食に選ぶのがテーブルパン。食パンやバゲットをはじめとしたテーブルパンは、味こそ菓子パンや総菜パンと比べ抑え目なものの、腹持ちの良さは抜群で、何度でも食べられる安定感と飽きの来ない味わい深さが強みです。
今回はそんなテーブルパンでも、なかなか興味深いものを見つけたのでレビューしたいと思います。今回レビューするのは「セブンイレブン」の『石窯塩バターくるみ』です。くるみパンは、地味にコンビニで売られているテーブルパンの中でもかなり定番の部類でして、コンビニ各社、いずれも定番のラインナップに入っています。
ですが、今回はそこから更に一歩踏み込んだ、こだわってそうなパンだったのでレビューしたくなりました。早速レビューとまいりましょう!!
セブンイレブンの『石窯塩バターくるみ』の概要
基本的な概要
メーカー | タカキベーカリー |
種別 | テーブルパン |
材料 | 小麦粉、くるみ、バター
ライ麦粉、サワー種 |
パンの形状 | こぶし大の丸型 |
価格(税込) | 138円 |
カロリー | 307キロカロリー(一包装あたり) |
商品説明
セブンイレブンの公式サイト『オムニセブン』での商品説明は以下の通りです。
くるみの入った生地に塩バターを絞ったもっちり食感の石窯焼きパン
引用元:セブンイレブン公式サイト
実際に食べてみる
石窯に重きを置いたパンメーカー
今回の商品を製造している『タカキベーカリー』は、石窯パンを中心として、冷凍パンなど様々な商品を手掛けているパンメーカー。包装裏側にもそれは紹介されていて、石窯で焼くことでどのような商品になっているのかを、短いながらも説明してくれています。
普通のくるみパンとは一線を画する要素、ここにありといったところでしょうか。
見た目からして他のコンビニパンと異なる本格派
近年は多少品質面での努力が見られるものの、コンビニのパンコーナーに並ぶパンというのは、多く見た目からしてちょっと安そうな、よく言えば馴染みのある、悪く言えば簡易的なものが多く、多くのコンビニくるみパンもまたそのような見た目をしています。
それに対し、この商品は石窯で焼いたというだけあってかなり本格的な見た目をしていて、パン屋さんで見かける様な、見ただけで香ばしさが伝わってきそうなんですよね。これは楽しみになってきましたよ!!
食べてみての評価】
表面
やや硬めに焼かれた生地の表面部分は、フランスパンほどではないものの歯で噛み切るには多少力が要ります。この為、歯や顎の弱い方にはちょっと不向きですが、包装表面上側に「トーストでいっそうおいしく!」と書かれているように、温めることによって食べやすくすることができます。
味に関しては、表面部分は最初こそ無味に近い味なのですが、よく噛んでいるうちにだんだんと甘みを感じられるようになります。一般的によく見かけるくるみパンと異なり表面にくるみが出ていないため、香ばしさの面では若干物足りない感があります。硬いとは言っても手でちぎれる程度のものですので、適度なサイズにちぎって食べるといいでしょう。
内側
外側と異なり生地の内側はふんわり柔らか。ですが中のくるみの食感も合わさり、ただ柔らかいだけでなく歯ごたえもしっかり感じられるようになっています。
味に関しては外側と比べると生地は最初から甘みを感じられますが、くるみと一緒になった途端その香ばしさが一気に広がり、甘さが強くなったように感じられました。これは中々の逸品ですね。食べていて飽きがきません。
食べ合わせ
テーブルパンとして考えた場合、この商品は肉系のホットスナックなどとの相性がとてもいいです。画像ではたまたま別のコンビニのホットスナックが映っていますが、当然セブンイレブンのチキンなどと合わせてもとても美味しくいただけることでしょう。
また、甘みがあり香ばしい為、焼き鳥などの総菜系の商品とも相性はよさそうです。反面、商品そのものが硬め、かつ乾いていますので、水気のあるサラダなどとの相性は最悪となっています。サンドイッチ的な食べ方はあまり向いていないことでしょう。
飲み物は割と何でも合います。紅茶や緑茶、コーヒーとの相性がいい他、牛乳は抜群に合いますので、ミルクティーなどと一緒に食べると口の中で柔らかくなり、より食べやすくなるのではないでしょうか。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
表面 | ★★★★ |
内側 | ★★★★★ |
食べ合わせ | ★★★★★ |
コスト | ★★★★ |
総合 | ★★★★★ |
食べてみての感想などを
あらゆる面で優秀なテーブルパンです。味わい深いパン生地にくるみの香ばしさが加わり、歯応えもよく腹持ちもしっかりしています。その上で食べ合わせの幅がかなり広く、同じコンビニで調達できる範囲で主食とおかずで合わせて食べられるため、工夫次第では飽きの来ない、毎日でも食べられるパンになっています。このあたり、総菜パンとは違う強みですよね。
値段的にもお手軽で、これだけの商品を楽しめるなら、製造元のタカキベーカリーは中々にいい仕事をしていると言えるでしょう。唯一欠点としては、窯焼きにしたが故に硬くなってしまい、歯や顎の力が弱い方には不向きになってしまっている点でしょうか。この点は飲み物などと一緒に食べることである程度緩和できますが、この商品の場合その硬さも食べ応えや味わいに貢献している要素ですので、ちょっともったいない気もしますね。
とはいえこの商品、くるみパン好きな方にはぜひともお勧めしたい商品ですよ。すごく美味しかったですし、見つけられれば何度でも買いたいですね。どうかこのレビューをご覧になった方が、飽きの来ないこのテーブルパンを見つけられますように。
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