最近は新商品にばかり目が行っていて、今まで当たり前のようにそこにあった「いつもの商品」には、あまり目が向いていなかったように思えます。そこで、今回はいつもそこにある安心感がウリのコンビニの菓子パンをレビューしたいと思います。
今回レビューするのは「ファミリーマート」より、『コッペパン(イチゴジャム&マーガリン)』です。菓子パンの定番中の定番。コッペパンの中でも、大体いつ行っても置いてあるいつものパン。それがこのイチゴジャムとマーガリンの塗られた、コッペパンなんじゃないかなあと思います。(もちろん異論もあるでしょうが筆者はそう思います)
昔ながらの定番菓子パンではありますが、意外と今までレビューしていなかったですし、たまにはこういった「あって当たり前のもの」の存在を再認識し、当たり前のものが当たり前である理由を感じてみるのも、いいのではないかと思います。それでは早速、レビューと参りましょう!!
ファミリーマートの『コッペパン(イチゴジャム&マーガリン)』の概要
基本的な概要
メーカー | 山崎製パン |
種別 | 菓子パン |
温かい・冷たい | 冷たい |
主な原材料 | 小麦粉、イチゴジャム、マーガリン |
価格(税込) | 120円 |
カロリー | 418キロカロリー |
商品説明
ファミリーマートの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
爽やかな酸味のイチゴジャムと口どけのよいマーガリンをサンドした、ほんのり甘いコッペパンです。
引用元:ファミリーマート公式サイト
実際に食べてみる
昼食時にはありがたい大き目のサイズ
この手のコッペパンの何がうれしいかといえば、安価な割に大き目のコッペパンが使われている、という点。コッペパン自体があまり高くないおかげか、ボリューム満点に見えるんですよね。一般的なスイーツ系のデザートパンと違い、菓子パンは結構サイズの大きいものも多い気がします。
その中でもこのコッペパンは特に大きく、総菜パンと比較しても、そのサイズ感はかなりのもの。これくらいの大きさだと、デザートというよりも、主食の一つにできそうですよね。
表面はちょっと固め?ぱりっと剥がすのにも向いています
コッペパンの特徴としては、大き目のサイズもですが、パンそのものが真ん中でパカッと割れ、間にものを挟める、というものが最たるものでしょうか。これのおかげで今回のイチゴジャム&マーガリンのように、間に挟んだパンが成り立つのですが、これとは別に、表面がほどよい硬さで、ぱりぱり剥がして食べられるのも特徴だと思っています。変わった食べ方かもしれませんが、この表面の部分だけを剥がして食べてみると、ちょっと香ばしく感じて美味しいのです。
表面は香ばしく、中は柔らかでほのかな甘みという、コッペパン特有の風味の良さを感じるこの食べ方、お勧めですよ!!
食べてみての評価
味
コッペパン表面の香ばしさ、そして中身のパンとしてのほのかな甘みは上にも書きましたが、イチゴジャム部分は甘みが強めで、商品説明にあるような酸味はあまり感じられませんでした。
対してマーガリンは市販品と大差なく、これらが混ざることで、いくらかイチゴの甘さもマイルドになっています。同じように売られているあんパンやピーナッツバターパンと比べ、甘さの面では比較的食べやすいかな、といった印象。
食感
コッペパンのふんわりとした食感が第一に来ますが、イチゴジャム部分は苺の種も食感としてわずかながら感じ、この粒々感が筆者的にはたまらなかったです。この食感、イチゴジャムでしか味わえない独特なものなんですよね。
ただ、マーガリンが結構べったりと塗られているため、最終的にはこの全体的にべちゃっとした食感が広がってきます。これが結構好き嫌い分かれるんじゃないかなと思いました。マーガリンはもうちょっと薄めにしてもいいんじゃないかなあ。
食べ応え
コッペパンそのもののサイズが大きいため、ボリューム感は抜群です。流石にこれ一つで満腹というにはちょっと足りませんが、甘党かつ小食な人ならそれでもイケるかもしれません。
バランス無視で食費を安価に抑えたいなら、総菜パンやおむすび一つとこれを買えば、ある程度は満腹感を感じられるようになるのではないでしょうか。弁当類や麺類を買うよりもお手軽で、かつ温める必要なしなのは、昼食候補としては結構強いですよね。
甘いパンを食事にしたくない人でも、小腹がすいた時のおやつや夜食としてなら、これくらいのサイズのパンは便利なんじゃないかなと思います。
評価★
(5段階評価・標準は★3つ)
味 | ★★★ |
食感 | ★★ |
食べ応え | ★★★★ |
コスト | ★★★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
いくらか偏りがあるものの、総合的には優秀といえる商品です。この商品の何よりの強みはそのサイズ感。大人の男性が食べてもそれなりに重みを感じられる程度には、食べ応えがしっかりと感じられ、かつそれなりに食べられる味。食感こそ好みが分かれるものの、イチゴの粒々感は唯一無二と言えます。
その強みを更に後押しするように、価格が税込みで120円と菓子パンの中でも非常に安価な部類に入るため、購入に負担がかからないのが大きなメリットとなっています。
おむすびや総菜パン、麺類や弁当類などを買うついでに、ボリューム面で足りない分を補ったり、デザート感覚で食べることもでき、かつ夜食やおやつとして単品でもおいしく頂けるというのは、利便性の面でとても優れていると言えるでしょう。
その上で、大体いつ来ても商品棚に置かれているというのも、安定的に手に入れられるという側面で優秀と言わざるを得ません。
人気のデザートなどはお店に行っても品切れを起こしていたり、店舗によって置いてなかったりするのですが、この手の菓子パンは多くの場合どこのお店でも置かれていて、かつ品切れの心配も薄いので、食べたくなったらいつでも買えます。これは地味にうれしいですよね。
これからもこういった、どこにでもあるけど今まで注目していなかった商品にも視野を広げていけたらと思います。どうかこのレビューをご覧になった方が、安価にお腹が膨れる菓子パンを堪能できますように。
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