最近は様々な食性や好みの自由が広まり始め、肉や卵などの代替食品が出回り始めていますよね。代用肉としては大豆を肉のように加工した『大豆ミート』が様々な場所で見られるようになりましたし、諸事情で肉類を食べられない人・食べたくない人には便利な世の中になっているようです。
さて、今回はそんな『大豆ミート』を活用した「セブンイレブン」の『冷やしごま豆乳担々麺 大豆ミート』をレビューしたいと思います。
中華麺を使ったメニューとしては、毎年ラインナップに上がる冷やし担々麺ですが、今回は大豆ミートを使ってリニューアルした模様。問題はこの大豆ミート、どれほど肉類に迫る再現度になっているのか、という点ですが、このあたり重点的にみたいところですね。それでは早速レビューとまいりましょう!!
セブンイレブンの『冷しごま豆乳担々麺 大豆ミート使用』の概要
基本的な概要
メーカー | 武蔵野 |
種別 | ゆで中華麺 |
具材 | ピリ辛大豆そぼろ炒め
もやしきくらげ辛味油和え トマト、リーフレタス、紫玉ねぎ |
スープ | 豆乳練りゴマスープ |
価格(税込) | 486円 |
カロリー | 584キロカロリー(一包装あたり) |
商品説明
セブンイレブンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
豆乳とねりごまのコクのあるスープと、のど越しの良い麺を味わっていただける冷たい担々麺です。大豆そぼろ炒めと、葉物やトマトなど彩りの良い野菜を盛り付けました。
引用元:セブンイレブン公式サイト
実際に食べてみる
色彩豊かな具材たち
蓋を開けての見た目はこちらの通り。まず具材が上に載っていて、見た目は普通の担々麺によくあるひき肉の炒め物に、モヤシ炒めや野菜類が盛り付けられていて、とても色鮮やか。
よくある「見た目は前の年の物とほぼ同じで申し訳程度に変化を加えただけのリニューアル」とは違い、かなり思い切った変更に踏み切ったようですね。生野菜が多めですし、野菜を多めに取りたい方にも嬉しいかも……?
麺は変わりなし、でもスープは……?
具材はかなりの変化量だったので麺も期待したのですが、その下の麺は代り映えしない中華麺が収まっているだけ。容器にも変化なし……と思いきや、更にその下のスープは大きな変化がありました。去年までこういったスープ類は、スープが袋に入っていたのですが、今回は麺の下に蓋が付いていて、スープが直に入っていたのです。
元々この手の麺類はスープと麺と具材とがごっちゃになって入っていたものの、当時はスープが隙間からこぼれたりと色々難点が多く、それを改善する形でスープを袋に分けられるようになっていったのですが、技術が進歩したからか、今回の物はよりぴったりとした蓋をつけることで、隙間から漏れにくくできているようです。
袋で分けると入れる際に手に汁がついたり余分に捨てるゴミが増えたりと地味に面倒だったのですが、これが改善されたことでより食べやすくなった感じですね。この手の変化は年ごとに少しずつという印象でしたが、ここにきて大きな変化が感じられ驚かされました。
食べてみての評価
麺
オーソドックスな中華麺です。麺そのものはやや硬めで、まとまっている為に初めのうちはスープに絡みにくく、最初は食べるのに少し手間取りました。ただ、一度スープや具材に絡んでしまうと、さっぱりとしたスープの風味とよく噛み合っていました。
麺の量は少し物足りませんが、スープや具材との相性はいいようですね。
スープ
ごまの香りの強い濃厚な豆乳スープです。さっぱりとした味わいの中にピリリとしたほのかな辛さが感じられましたが、見た目に反して酸味などはあまり強くなく、かなり食べやすくなっています。これくらいなら辛いのが苦手な方でも楽しめるでしょうね。
半面、辛さを求めての購入だとちょっと期待外れになるかも?麺と具材との相性はいいので、辛さにこだわりがなければ十分に楽しめる良質なスープですね。
具材★
まず何より目を惹く大豆ミートですが、肉の再現度はかなり高めで、食感も味もちゃんと肉味噌を再現できています。肉味噌は担々麺の風味を考える上でとても重要なパーツですので、これがきちんと同じ感じに仕上がっているのはかなりポイントが高いですね。
また、野菜も種類が豊富で、シャキシャキと歯ごたえよく、食感にかなり貢献しています。野菜が不足しがちな昨今、これは大変ありがたいですね!
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
麺 | ★★★ |
スープ | ★★★★ |
具材 | ★★★★★ |
コスト | ★★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
総合的にみてかなり優秀な担々麺でした。麺はオーソドックスでスープや具材との相性がよく、スープはゴマや豆乳の風味がきちんと感じられ、それでいて舌触りのいいものでした。
その上で具材の大豆ミートを使った肉味噌はかなり再現度が高く、野菜も歯ごたえ抜群。しっかり担々麺しています。
容器の変化も大きく、食べやすくなっているのもポイントが高いですね。
ただ、やはり担々麺としては辛さが弱めで、辛い物好きな人や、辛めの担々麺を求めた方にはちょっと物足りないかもしれませんね。一応肉味噌やスープそのものにも辛さはあるのですが、個人的にはもうちょっと辛さを強めにしてもよかったと思うんですけどね。
とはいえこれだけのものを500円ほどで食べられるというなら、コストパフォーマンスはなかなかの物と言えるでしょう。これでもうちょっと量が多ければいう事なしだったのですが、それは望みすぎでしょうかね。それにしても、大豆ミート、なかなかにバカにならない代物でしたね。
今後はこれを使った商品が、どんどん広まっていく気配がヒシヒシと感じられました。色々楽しみですね!! どうかこのレビューをご覧になった方が、大豆ミート食品を違和感なく楽しめますように。
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