一口にラーメンと言っても、味噌や醤油、塩……と、人によって好みが結構わかれたりしますよね。
人に美味しいって勧められても、好みの味と合わないと「ちょっとこれは……」となってしまいがち。
これに関してはお店のラーメンもカップ麺も同じで、商品棚には多くの場合、色んな味のラーメンが並んでいます。
今回はそんな中でも、豚骨ラーメン好きな方に焦点を当てて、ローソンで販売中の『無鉄砲 濃厚豚骨ラーメン』のレビューをしていきたいと思います。
名前からして濃そうですよね!
それでは早速参りましょう!!
ローソンの『無鉄砲 濃厚豚骨ラーメン』の概要
基本的な概要
メーカー | 日清食品 |
種別 | ノンフライ麺(かんすい使用・中華麺) |
かやく | 味付き豚肉・ねぎ |
スープ | 粉、タレ(外付) |
価格(税込) | 216円 |
カロリー | 403キロカロリー(102gあたり) |
商品説明
ローソンの公式サイト、ローソン研究所での商品説明は以下の通りです。
豚骨純度100%の濃厚豚骨スープが特長の京都に本店を構える人気ラーメン店「無鉄砲」監修の超濃厚豚骨ラーメン。
豚骨を炊き出した風味とザラザラな口当たりが感じられるスープで忠実に再現しました。
実際に食べてみる
まずはコク旨たれが主張してくる
最近は蓋の上に液体スープや調味液を付ける事で、いかにも味にこだわりがあるように見える、そんなラーメンが増えていますが、このラーメンもご多分に漏れず蓋の上で主張していました。
蓋と同じロゴの入った、ちょっと手の込んだ意匠のたれですが、お湯を入れて待っている間蓋の上で温めておき、食べる直前に入れて欲しいとの事。
すぐに入れてしまいたい欲求を我慢し、時間が経つまで待ちましょう。
今回は5分待たなくてはならない……
蓋を見ればご存知の通り、熱湯で5分間待つことになります。
これが結構長いですが、筆者の経験上、この手の有名どころのラーメンを再現したカップ麺は、指定された時間より早く食べるとすごく微妙な事になるので、今回は大人しく5分待つことにしました。
いつもは1分くらい早めで食べるのが好みなのですが……
サイズが大サイズの為、お湯の量も多めです。
コンビニで食べる分には問題ないでしょうが、ご自宅で食べる場合はポットのお湯の量にはご注意を。
具体的には420mlくらい必要な様なので、それを目安に用意しておきましょう。
ちょっとお茶目な蓋裏
下の見出しの画像にも乗せていますが、蓋の裏側には渋い店主さんの絵と共に、無鉄砲メシなるものの食べ方が記されています。
出先では無理かもしれませんが、ご自宅で食べる方、試してみる価値はありますよ!?
食べてみての評価
麺
とても珍しいノンフライタイプの中華麺です。
画像を見ての通り、一般的なカップ麺と比べ、かなり特殊な形状で収まっています。
カップが大きいせいもあり、麺の量もかなり少なく感じました。
麺そのものはノンフライという事もありかなりツルツル感が強く、ヌルっとした独特の食感がしましたが……
筆者はオリジナルのお店のラーメンを食べた事はないので、それがオリジナルを再現してのものなのかは解りませんが、正直カップ麺の食感としては「ちょっと微妙だなあ」と感じました。
スープ
画像では見た目さらっとしてるように見えるかもしれませんが、実際にはかなり濃厚です。
看板に偽りなしの濃厚豚骨味で、好きな人にはたまらないかもしれません。
更に食べる直前に入れるコク旨たれによって風味が強化され、「これぞ豚骨ラーメン」と言わんばかりのにおいの強さとコクの深さを主張してきます。
ただ「そうは言ってもちょっと濃すぎだろう」と思うくらい濃く、ドロドロとしたのど越しで、一口二口飲んだらもう無理になり、スープそのものを楽しめたかと言われると微妙でした。
こういった点から、豚骨ラーメン好きな人の中でも、かなり好みの分かれるスープなんじゃないかなと思います。
具材
具材はとてもシンプルで、味付きの豚肉とねぎのみ。
画像だと大量に見えるかもしれませんが、大半は粉スープで、その中に埋もれているだけです。
麺の量もあまり多くない中で具材がこれだけとなると、ちょっと物足りなく感じてしまいます。
豚肉そのものの味は結構いいと思うんですが、いかんせんボリュームに欠けるように思え、ちょっともったいないなあと思いました。
ただ、スープを楽しむという意味では具材は少ない方が、
余計なものが入っていない分純粋に楽しみやすいかもしれません。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
麺 | ★ |
スープ | ★★★★ |
具材 | ★★★ |
コスト | ★★★ |
総合 | ★★★ |
食べてみての感想などを
今回は豚骨ラーメン好きな人向けの商品という事で、たまたま目に入った有名店シリーズの品を扱ってみました。
こういうのって、オリジナルとなる有名店を知ってるのかどうかや、その系統のラーメンが好きかどうかでも、かなり楽しめるか否かが変わりそうですよね。
そういう意味では、オリジナル店を知らない筆者は、たまたまそのお店を訪れた一見さんのような、そのお店の味を知らない購入者になるのかもしれませんね。
筆者は割と豚骨ラーメンも好きなのでたまに食べますが、どちらかといえば豚骨でもさっぱり系が好みなようで、今回食べた濃厚な豚骨ラーメンはちょっと合わない様に感じました。
スープそのものは美味しいと思うんですが、ドロっとし過ぎているのもあまり合わず、麺がぬるっとしているのも合わず、更に具材が少ないのも残念……と、総合的にはあまり高くない評価になってしまいました。
その他、カップのサイズが大きく、粉スープが多い為必要なお湯の量は多いものの、麺そのものはそれに見合わない量にしか感じられない為、コスト面でも割高に感じてしまったのが残念なところでしょうか。
濃厚なスープにする為に粉スープを大量に入れ、更にコク旨たれによって風味をより強くして……
という作戦自体は成功だと思いますが、肝心の麺が足りないのはもったいないですね。
コク旨タレによって、豚骨ラーメン特有のにおいも結構強くなり、好みが分かれやすいのもネックでしょうか。
総じて「あとちょっと何かが足りない」と感じさせられるラーメンでした。
でも、濃厚なラーメンが好きな方ならお勧めできる一品ですよ。
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