以前「ローソン」の『発酵バター香る旨じゅわフレンチトースト』をレビューした際に、それまでありそうでなかった形の、それでいて大変美味しいフレンチトーストを絶賛したのですが、他のコンビニでも新たにフレンチトーストが出回り始めていたようなので、そちらもレビューしたいと思います。
そんなわけで今回レビューするのは「セブンイレブン」の『濃厚たまごのフレンチスート』。
形状こそ異なりますが、こちらもおやつやデザートとしていただけそうな見た目で、甘党な筆者には食べる前から楽しみでなりません。
前回の『発酵バター~』は非常に優秀な商品でしたが、果たしてこちらはどうなるのか。早速レビューと参りましょう!!
セブンイレブンの『濃厚たまごのフレンチトースト』の概要
基本的な概要
メーカー | 武蔵野 |
種別 | 菓子パン |
温かい・冷たい | 冷たい(温め推奨?) |
主な原材料 | 牛乳、卵加工品、パン
砂糖、バター、ファストブレッド |
価格(税込) | 237.6円 |
カロリー | 334キロカロリー |
商品説明
セブンイレブンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
温めて美味しいフレンチトースト。ふんわりした食感に、濃厚なたまごとミルクがたっぷり染み込んだコクが味わえる商品です。
引用元:セブンイレブン公式サイト
実際に食べてみる
謎の卵説明
包装表面のど真ん中、商品名の真下に小さめに表示されているのは、『エグパティシエール』というお菓子の為に生み出された卵についての説明。
どうもこの商品はそのお菓子専用の卵を使って作ったものらしいのですが、商品名に書かれているわけでもなく、それっぽく表示されているのは左上のシールのみなので、最初は「なにそれ」と感じてしまいました。
いや、確かに左上のシールを見ればそう書かれているので、そこから興味を持って説明を見れば納得はできるのですが、そのシールも特に目立つようなものでもないので、「なんでそんな説明書いたんだ?」と疑問に思ってしまう方が先に来る気がするんですよね。
一緒に書かれた「加熱注意」の文言も、包装表面中央に書くのは珍しいというか、他の商品や他社ではあんまりやらない事なのでちょっと不思議な気持ちになりました。
温めて食べる向けの商品らしい
筆者は最初これを冷たいまま、あるいは常温のまま食べるものと思ったのですが、どうにもちょっと違うらしく、温めて食べること推奨のものらしいんですよね。
火傷注意の表示もそうですが、形を保ったままのバターがそのままでんと、その存在をアピールしていたので、何も考えずに開けてしまってちょっと失敗した気持ちになりました。
でも今更温めるのもアレなのでそのまま食べることにします。
暑いですし。あるいは温めて食べるものをそのまま食べるという、他にはないレビューになるかもしれません。
まあ腹痛とかにはならないので大丈夫ですよ!!
食べてみての評価
味
大変甘さの強い、それでいて上品な味わいが楽しめます。
ローソンの「発酵バター~」と比べると、こちらの方がより深く味がしみ込んでいて、一噛みごとに甘さが染み出てくる感じがして大変美味しく感じられました。
ただ、そのまま食べる場合はバターがちょっと塩気が足りませんね。
冷たくなっているせいかバターは齧って食べることになるのですが、今一味に貢献していない感が強いです。
というより、甘さが強すぎてちょっと塩気が欲しいのに、肝心のバターがあんまり塩気がないせいで手落ち感がありますね。
本体がこんなに甘いならバターももうちょっと塩気が強いものの方がよかったかもしれませんね。
食感
じんわりと染みる感じの柔らかさで、「発酵バター~」と比べると大変柔らかく、お子さんや歯や顎の弱い方にも安心して食べられる柔らかさです。
冷たくてもこれなので、温めればより柔らかくなるのでしょうね。
柔らかさはどこでも均一で、どこから齧っても同じように食べられるため大変食べやすくなっています。
これは地味にありがたいですね。
食べ応え
これに関しては「発酵バター~」に比べるとどうしても見劣りしますが、それでもそれなりの食べ応えは感じられました。
ただ歯応えがどうしても弱くなりますね。
食後のデザートやおやつとしてなら十分なサイズですが、これ単体で十分な満腹感を得るのは微妙なラインですね。
いかんせん甘いものなのでこれ単体を食事として考えるのはあまりないとは思いますが、仮にこれ一つで食事とするならば、小食な方ならいけるとは思いますが、働き盛り・食べ盛りの方だとちゃんとした主食を用意した上でこれ、みたいな感じになりそうですね。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
味 | ★★★★★ |
食感 | ★★★★ |
食べ応え | ★★★ |
コスト | ★★★★★ |
総合 | ★★★★★ |
食べてみての感想などを
とても美味しいフレンチトーストです。
「発酵バター~」とは形も味も違いますが、これもこれで素晴らしいものだと言えます。
味は甘さを追求したもので、温めて食べることでより美味しいようですが、冷たいままでも大変美味しくいただけました。
バターだけがちょっと違和感がありましたが、これは好みの範疇と言えるでしょう。
暑い時期には冷たく冷やした本品を食べることでひんやり感を楽しむこともできるかもしれません。
個人的には「発酵バター~」よりも好みの味でした。
食感に関しては全体的に柔らかく、誰であっても問題なく食べられる食べやすさもあって優秀です。
その代わりにサイズも相まって食べ応えはランクが落ちますが、それでもほどほどにはありますので、様々な場面で活用できることでしょう。
全体的にみるとばらつきがありますが、それでもこの価格帯でこれだけの味のものを楽しめるならコストパフォーマンスも十分に高いと評価できます。
これらの評価から総合的に見た場合、非の打ちどころがほとんどない、とても優秀な商品であると判断しました。
今までコンビニ商品で「~にこだわった」って書かれている商品は、そこはこだわっていても他は微妙だったり、こだわりというほどにはこだわりを感じられず、味も微妙だったりすることもあったのですが、こちらはちゃんとこだわった末にいい方向にレベルが高くなったようですね。
いい卵を使っているから味がよくなったのかは分かりませんが、実際に味がいいのは間違いないので、これに関しては素直に評価できました。
いやあ、ローソンの後追いかと思いましたがセブンイレブンもなかなかレベルの高い商品を出してきましたね。ちょっと驚かされましたよ。
温かく食べたほうがいいものを冷たいまま食べるというある種の失敗を犯してこれなので、ちゃんと温めた状態で食べてみたい所ですね。
こういう商品には末永く残って欲しいものです。どうかこのレビューをご覧になった方が、甘く甘く美味しいフレンチトーストに舌鼓を打てますように。
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ローソンの『発酵バター香る旨じゅわフレンチトースト』実食レビュー
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