前回の『すっきりとした酸味ひとくちカリカリ梅』はカリカリ梅というには若干酸っぱ過ぎた感はありましたが、夏を凌ぐアイテムとしての有用性も感じられ、評価こそ普通な感じなってしまったものの、可能性を感じさせてくれる商品でした。
さて、今回も「ファミリーマート」からのレビューなのですが、『まろやかな酸味ひとくちカリカリ梅』という商品名ではあるのですが、実は前回の『すっきりとした~』の色違いにしか見えないんですよね。
『すっきりとした~』は着色料ありありの真っ赤な梅なのに対し、こちらは無着色らしい緑色。
けれどカリカリ梅なことには変わりなく……という事で、実はあんまり期待していなかったりします。
「これただ色違うだけじゃないか?」という、手抜き商品に対してのがっかり感みたいなものに近いでしょうか。
とはいえ、何も試さずして商品をレビューすることはできません。
果たしてこの商品に活路はあるのか。早速レビューと参りましょう!!
ファミリーマートの『まろやかな酸味ひとくちカリカリ梅』の概要
基本的な概要
メーカー | 壮関 |
種別 | 梅干し |
内容物 | 塩蔵梅(中国産)、 食塩、梅酢、 醸造酢、砂糖類、 イソマルトオリゴ糖シロップ |
ジッパー | 有 |
価格(税込) | 170円 |
カロリー | 9キロカロリー(一包装あたり) |
商品説明
ファミリーマートの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
まろやかな酸味に仕上げた、食べやすいひとくちサイズのカリカリ梅です。
引用元:ファミリーマート公式サイト
実際に食べてみる
書かれていることは前回と同じ
包装裏に書かれている注意書きなどは「すっきりとした~」とほぼ同じもののようで、色のばらつきに関するものがこちらにはないくらいで、他は特に代わり映えはしないですね。
この中で要注意なのは、やはり種や欠片が入っている可能性があるという事でしょうか?
うっかり強く噛んだものに種が残っていて、なんていうのは解りやすい事故かもしれません。
食べる際にはよく注意しましょう。
やはり半欠片ほどの梅が五つ
包装から取り出したものがこちら。
やはりこちらもサイズ感や量にはさほどの違いもなく、ででん、と大き目なサイズの二分の一カットされた梅が五欠片入っていました。
ここら辺に代わり映えがないので、「やっぱり色以外同じなんじゃ」という不安が一層高まった感じですね。
果たして肝心の味はどうなっているのか……
食べてみての評価
見た目
無着色、という事で青々とした梅が五つほど入っています。
こちらは不自然なまでに赤かった「すっきりとした~」と比べると自然な色合いですね。
ただこちらの方が梅に欠けが存在したので、プラマイではそこまで違いはないかなあといった所。
量的にも同じですしね。
味
瞬間的な酸っぱさの強かった「すっきりとした~」と比べ、こちらは「まろやかな」と書かれてるだけあってとても食べやすく、酸味も抑えめとなっています。
口当たりもこちらの方がずっと良くて、ほのかに甘さも感じられるため、こちらなら一度に食べきれてしまえるかもしれませんね。
風味としてはこちらの方が筆者のよく知るカリカリ梅と近いように感じられました。
食べやすさ
手に触れた時に指先が汚れるのは変わらず、食感も同じですが、食べた際の印象がまるで違う為、食べやすさという面ではこちらの方がやや上かな、といった所。
こちらの方が万人向けですね。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
見た目 | ★★★★ |
味 | ★★★★★ |
食べやすさ | ★★★★ |
コスト | ★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
中々いけてる商品だと思います。
「すっきりとした~」とほぼ同じで色が違うだけなどと思いましたがとんでもないですね。
蓋を開けてみればむしろ形と量くらいしか共通点はなく、似てはいるものの全く違う商品でした。
まず見た目は分割した梅が五つという点こそ同じものの、こちらの方が自然な色合いで整えられています。
ただ、表面の傷などが多めで欠けまで発生している為、品質面はマイナスで見た目としては、どっこいといったところです。
味に関しては、「すっきりとした~」が瞬間的な酸味の強い商品なのに対し、こちらはとても口当たりのいい、従来のカリカリ梅に近い味になっています。
筆者もこちらの方が美味しいと思えました。
そして食べやすさという点においては、指先などが汚れやすい事や食感が硬めなのは同じですが、こちらの方が酸味が抑えられている為に一度に食べきれるくらいに食べやすい、というのが強みですね。
これらのプラス要因を加味すると、価格は同じでもコストパフォーマンスはこちらの方が上であると判断しました。
更にこれらを鑑みて、総合的にもワンランク上の、優秀な商品と言えそうです。
いやあ、無着色なだけでなく、味までここまで違うとは思いもしませんでした。
結果的に前回を上回るスペックを持つ良い商品でしたので、試せてよかったです。
ですが、筆者はこちらの方が高評価だったものの、人によっては「すっきりとした~」の方が好きになれる人もいるかもしれません。
酸味の強い「すっきりとした酸味ひとくちカリカリ梅」と口当たりのいい「まろやかな酸味ひとくちカリカリ梅」。
果たしてどちらが貴方のお好みでしょうね。
どうかこのレビューをご覧になった方が、見た目だけで同じものであると思い込みませんように。