帰ってきたあの味！？ローソンの『だしの味わい！カレーうどん』

冷え込む夜などに「ちょっと身体の温まるものを」と思った時に、コンビニなどにある温かいメニューはとても便利ですよね。おでんや中華まんなど、寒くなってくると美味しい商品も、次第に販売攻勢が始まり、各店舗競争が激しくなりつつあります。

今回はそんな中で、毎年出ている定番の商品、カレーうどんのレビューをしたいと思います。

肝心の商品は「ローソン」の『だしの味わい！カレーうどん』。……もしかしたら既視感がある方もいるかもしれませんね。そう、筆者は以前『だしの旨み！カレーうどん』という商品を、レビューした事があるのです。どちらもローソンの商品。恐らくはリニューアル版、という事なのでしょうが、商品名が微妙に違っているので、もしかしたら何かしらマイナーチェンジがあるのかも？気になったのでレビューしたいと思ったのです。

早速参りましょう！！

ローソンの『だしの味わい！　カレーうどん』の概要

基本的な概要★

商品説明

ローソンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。

鰹節・昆布・煮干しをベースにしただしに、スパイシーなカレーを合わせ、だしのうまみとスパイシーな味わいが楽しめるカレーうどんです。麺はつるっともちもちとした食感に仕上げました。具材は豚肉・玉ねぎ・きざみ揚げ・ネギをトッピングしました。

引用元：ローソン公式サイト

実際に食べてみる

既読感のある説明文だが……？

……お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、概要の部分から商品説明まで、ほぼ同じです。違うのはカロリーくらいで、入っている具材の種類も、商品説明文もそのまま。ちょっと手抜き感がありますね。

一応は商品名が違う商品のはずなのにこれはどうなんだ、と。違うものであるとするなら、せめて体裁だけでも整えてほしいモノです。

では実際中身はどうなのかというと……

蓋を開けて実際に見てみると、『だしの旨み～』と比べ、こちらは具材がやや少なくなったかなー、といった感じ。心無し、カレールーもいくらか減っている気がします。カロリーが減っているのはこの辺りが原因でしょうか。

ただ、見た目は以前よりどろっとした感じが薄く、普通のカレーうどんっぽくなっているように思えます。この辺は好みが分かれるかも？

汁の部分は『だしの旨み～』の時同様、カレー汁とだしゼラチンとが分かれていて、後で混ぜるようになっているようですね。

食べてみての評価

麺

大変食べやすく美味しい太麺のうどんです。カレーうどんにはやはり、このくらいの太さの麺じゃないと物足りませんね。コシもありますし、食べ応えは抜群です。カレーにもよく絡みますし、麺に関しては文句なしですね。

スープ

ややしょっぱめのカレー汁です。以前食べた「だしの旨み～」の方と比べると、やはりカレー分が幾分薄めで、さらっとしています。薄めといっても量の方は申し分なく、食べ終わっても尚多少余るくらいの、筆者的にはほどよい塩梅の量となっていますし、カレーの風味は薄めなもののだしの風味はしっかり利いていて、飲みごたえのあるカレー汁となっています。

汁気が強めなため、飛び跳ねやすいのがネックでしょうか。白い服や制服など、大切な衣類が汚れない様に気をつけましょう。

具材

『だしの旨み～』と比べると、やはり幾分少なくなっているように思えます。特に油揚げが少なくなっているようで、相対的に肉ばかりのように思えました。前にも書きましたが、筆者的には油揚げって、カレーうどんにはあんまり相性が良くないように感じるんですよね。

ですので、油揚げが少なくなった分は特に不満もなく、全体的に見てもそこまで気にならないくらいの、普通のカレーうどん的な具材の量に感じられました。減った結果丁度良くなるというのも変な話ですけどね。なので、食べ応えに関してはほどほどに収まっていると言えます。

評価

（５段階評価・標準は★３つ）

食べてみての感想などを

微妙に違うけれど、そこまで違う商品かなあ、といったくらいの差しかなかったように思えます。間違いなく美味しいですし、量も腹に溜まるだけありますし、麺も具材もスープも高水準だと思います。

コストに関しても、これくらいならこのくらいで妥当かな、と言えるので、はっきり言って評価も大差ないです。

ただ、スープに関してはこちらの方がだしの風味が強く感じられ、具材に関しても、筆者的には余計なものだった油揚げが減り、結果的にカレーうどんとして、バランスの取れた商品になったように思えます。

具材が減った分だけ食べ応えも減った訳ですが、それでも尚腹が膨れるくらいにはありますから、そこはマイナス点とは思いません。全く同じという訳でもなく微妙な差異がある、という点で見ると、やはりこの商品は『だしの旨み～』のリニューアルバージョン、と受け取るのが正しいのでしょうね。

でも、この手のバージョンアップは、セブンイレブンなどでも頻繁にやっていますが、あまりに違いが無さ過ぎると、「これは違う商品として扱うべきなのだろうか？」と迷ってしまう事があります。以前書いたものと明確に違っている部分があったり、似てはいても評価を更新できそうだったりする場合は書きますが、この商品に関しては評価までほとんど同じだったので、大変迷いました。流石に名前まで同じだったら書かなかったですね。

どうかこのレビューをご覧になった方が、年ごとの似たような商品の微妙な味の違いを楽しめますように。