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セブンの『黒糖シロップジュレで食べる芋圓(ユーエン)』形を変えて再来?

セブンの黒糖シロップジュレで食べる芋圓(ユーエン)の外観

最近セブンイレブンは「アジアングルメフェア」なるキャンペーンをはじめているようで、それに関係した新商品も出始めているようです。

アジア諸国というと、セブンイレブンは特に韓国系のメニューを多めに取り入れているようですが、古くはインド系が、そして近年では台湾などの料理やスイーツも少しずつ増えているようです。

どんなものがあるのかと試しに見てみたのですが、とりあえず目についたスイーツを手に取ってみました。

そんなわけで今回レビューするのは「セブンイレブン」から『黒糖シロップジュレで食べる芋圓(ユーエン)』。

ユーエンと言うのは、台湾でいうところの芋を使った団子の事を指すようで、これが入ったスイーツのようです。

台湾スイーツと言うと以前夏場にレビューした『5種具材のトウファ』を想起させますが、果たしてこちらはどんな感じに仕上がっているのか。

異国のスイーツというのはちょっとどきどきしますよね。早速レビューと参りましょう!!

セブンイレブンの『黒糖シロップジュレで食べる芋圓(ユーエン)』の概要

セブンの黒糖シロップジュレで食べる芋圓(ユーエン)の概要

基本的な概要

メーカーわらべや日洋
種別スイーツ
温かい・冷たい冷たい
主な原材料 

さつまいも加工品、精製糖小豆

もち麦、上新粉、タロイモ加工品

リンゴジュース

価格(税込)324円
カロリー276キロカロリー

商品説明

セブンイレブンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。

中皿に盛りつけた具材(紫芋団子、黄芋団子、かのこ豆、さつまいも)を黒糖シロップジュレに入れて食べるスイーツです。芋圓(ユーエン)はもちもちとした食感の芋団子です

引用元:セブンイレブン公式サイト

実際に食べてみる

以前も見たような切り方の具材、そして目立つ芋団子

セブンの黒糖シロップジュレで食べる芋圓(ユーエン)の蓋を取った状態1

まず蓋を開けて中皿に目を向けてみると、以前見たような切り方がされた芋と、とてもよく目立つ色合いの芋団子が目に入ります。

日本のスイーツだとなかなかお目にかかれないというか、あってもここまで発色よくないだろうと思うような紫と黄色の芋団子は、これだけだと今一食欲がわきにくく、ぱっと見だと「これ何?」と思ってしまいました。

小豆とさつまいもはそこまで違和感はないのですが、黄色いほうは最初マンゴーかなと思ったので団子だと解った時余計に驚いてしまいましたよ

そしてトウファの時もそうでしたが、具材全体で見ると今一カラフルとはいいがたいというか…、

例えば日本で言うならあんみつにしたってもうちょっと色合いを気にするものですが、こちらは黄色と、かなり黄色と寒色に偏っているように思えます

この辺り文化の違いなのか、それともセブンイレブンが勝手にそうしているだけなのかは筆者には分かりませんが、スイーツにしては華やかさに欠ける気がしてなりませんね

そしてゼリーに埋もれたもち麦

セブンの黒糖シロップジュレで食べる芋圓(ユーエン)のシロップ

台湾スイーツの基本なのかは分かりませんが、あちらではもち麦をスイーツとして扱う文化のようで、トウファの時と同じでこちらももち麦がゼリーの中に入っています

トウファを食べてなければ信じられない光景と思ったことでしょう。

以前食べたトウファは黒糖シロップでしたが、こちらは黒糖シロップを使ったゼリーのようです。

そうだと解ると、味もなんとなく想像できてしまえるような……ちょっと怖いですねえ。

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食べてみての評価

セブンの黒糖シロップジュレで食べる芋圓(ユーエン)のもち麦

以前トウファを食べた際、筆者は「味を薄くしたあんみつ」と評しましたが、こちらも大体それと同じです全体的に甘さが抑え目、というより薄いです

一応黒糖シロップを使ったゼリーは、よく口の中で転がすと薄目ではあるものの甘さを感じられますが、芋団子はほぼ味がなくさつまいももさほど甘く感じられず唯一小豆がちゃんと甘さを出してくれるものの、量が乏しく水分が多い為にその甘さも薄れてしまいがちです

日本的な甘いスイーツを求めようとするとがっかりすること請け合いですが、さっぱりとした味わいのスイーツを求めるなら期待にかなう事でしょう

ぶっちゃけトウファとさほど違いがありません

食感

セブンの黒糖シロップジュレで食べる芋圓(ユーエン)の蓋を取った状態2

トウファの時には豆乳を使った豆腐的なものが入っていましたが、こちらはその代わりにシロップそのものをゼリーにしたような感じで、食感的にはさほど違いが感じられませんでした

もち麦の独特の食感はそれが好きな人にはたまらないでしょうが、ご飯っぽいものがスイーツに使われている感覚は人によってはそれだけで拒絶反応を起こしかねない為、注意が必要かもしれませんね

筆者はライスプディングなども美味しくいただけていた派なので問題ないですが。苦手な人は回避しましょう。

食べ応え

セブンの黒糖シロップジュレで食べる芋圓(ユーエン)の蓋を取った状態3

全体的に硬めの具材が多い為、スイーツにしては食べ応えがある方だと思います

というかトウファの時も書きましたが、もち麦やさつまいもが入っている時点でこれはもうシリアルと言っても過言ではないですね

ですので、用途としてはスイーツというよりは軽食、朝食や三時休憩の時に小腹が空いた際に食べる、といった使い方ができます

半面、普通のスイーツ感覚で食べると、もち麦と団子、そしてさつまいもと小豆という腹にたまる具材の連撃によって思わぬ満腹感に襲われることになるかもしれませんので、腹の空き具合と相談して食べることをお勧めします。

評価

(5段階評価・標準は★3つ)

★★★
食感★★★
食べ応え★★★★★
コスト★★
総合★★★

食べてみての感想などを

全体的に見てトウファの時とさほど違いがない……かに思えますが、部分部分でトウファに勝っている点が見当たらないにもかかわらず、価格ばかりが値上がりしている点(270円から324円の大幅値上げ!)から、これは純然たる下位互換、劣化商品であると断ぜざるを得ません

味はトウファ同様薄めたあんみつのようですし、食感はバラエティに富んでいるように思えるものの前回以上に硬いものばかりで、歯や顎の弱い方にはお勧めできません歯ごたえがありすぎるのも却って難儀です

ただ、食べ応えに関しては団子が入っている分前回以上に感じられました食べた直後より少し間を置いた時の満腹感がすごいです

とはいえ食べ応えだけよくても味が薄めたあんみつではただ虚しいばかり

そして何より価格が大幅に値上がりしている点を考慮して、コストパフォーマンスは更に悪化

夏と比べれば原材料の値上げや輸入コストの高騰など値上げの材料に事欠かないのは分かるのですが、それでもあまりにもひどい値上げと言わざるを得ません

せめて同じか、高くても10~20円程度の価格差ならここまで酷評することはなかったと思います。

加えて、「アジアングルメフェア」の一商品としてこれがスイーツコーナーに並んでいたわけですが、この商品そのものはどちらかというと夏場、早くても春先くらいに出すべき商品ではないかと思うのです

実際トウファは夏の終わりごろ、まだ残暑を感じられた頃に出た商品ですので、同系統の商品を出すには明らかにミスマッチと言えます

真冬にかき氷を食べるようなものです。フェアに合わせてそれっぽいものを出そうとしたのでしょうが、それでお出しされたのがこれでは、仮に商品がいいものであってもまっとうな評価がされるとは到底思えません

トウファをそのまま使いまわししようと適当に選んだのではないかとすら思えてしまいます。

台湾にだって冬のスイーツはあるだろうに、なぜわざわざ夏っぽいものをそのまま流用しようと考えたのか

セブンイレブンの人の考えることは分かりませんね。どうか、このレビューをご覧になった方が、もうちょっと季節にあったスイーツを楽しめますように。

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