カンカン照りの日は減ってきているものの、まだまだ蒸す日はいくらかあって、そういうときはさっぱりしたもの、涼しげなものを食べたくなりますよね。今回はそんな方のために、ちょっと変わったスイーツを見つけてまいりました。
今回レビューするのは「セブンイレブン」から、『台湾スイーツ 5種具材のトウファ』。トウファというのは漢字表記では『豆花』と書き、豆乳を使った台湾風の豆腐……のようなものなのですが、あちらでは日本と違い、これに果物や甘いシロップなどをかけてスイーツ感覚で食べるのだとか。
日本でもゴマ豆腐などを甘い蜜で食べることはありますが、それともまた違った感覚が楽しめそうな気がします。セブンイレブンがこういったものを投入してくるのはなかなか珍しいですので、楽しみにしながら早速レビューとまいりましょう!!
セブンイレブンの『台湾スイーツ 5種具材のトウファ』の概要
基本的な概要
メーカー | フジフーズ |
種別 | スイーツ |
温かい・冷たい | 冷たい |
主な原材料 |
大豆、甘納豆、さつまいも加工品 煮豆、砂糖、もち麦、アーモンド |
価格(税込) | 270円 |
カロリー | 239キロカロリー |
商品説明
セブンイレブンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
台湾の伝統的なスイーツ、豆花(トウファ)です。ぷるぷるとした食感の豆花に、中皿に盛りつけた5種の具材をのせ、別添の黒糖シロップをかけてお召し上がり下さい
引用元:セブンイレブン公式サイト
実際に食べてみる
意外と薄め?多めの黒糖シロップ
見た目あんみつみたいな感じなのですが、このトウファは黒糖シロップをかけて食べるものらしく、黒蜜そのものをかけていたあんみつと違って大分薄め、かつ大き目の袋が付属しています。
袋の外から触った感じも粘質な感じは全くないようで、さらさらとした液体のよう。フルーツポンチみたいな感じになるんでしょうかね?
豆々しい具材に紛れた……もち麦!?
国が違えば文化も違うもので、豆腐的なものを甘いものを添えて甘く食べるというのも中々に異文化チックですが、上に載っている具材を見てみると、豆に混じってもち麦が入っているではありませんか。これにはかなり衝撃を受けました。
海外では米や麦をシリアルやデザート感覚で食べるというのは聞きましたが、このような形でそれを味わうことになるとは。割と貴重な体験な気もしますが、ちょっと怖くもあります。果たしてどんな味になるんだろうか……
食べてみての評価
味
全体的にあっさり風味。それでいてシロップと具材のおかげで甘さは維持できている、といった感じです。見た目通り、薄めのあんみつっていうのが伝わりやすいでしょうか。
ただ、トウファそのものは甘みは全くなく、豆乳そのままの味ですので、シロップにちゃんと絡めたり具材と一緒に食べないとそんなに美味しくは感じません。もち麦も同じですが、こちらは普段デザート感覚で食べるものでもないので余計に違和感を覚えます。とはいえ、食べていると慣れる程度の違和感なのですが。
具材ごとに味のばらつきがあるものの、総合的にみると食べやすい部類のスイーツだとは思います。しつこさがなく後味もさっぱりしているので、食べ終わっても口の中はさわやかですね。
食感
具材ごとに全く違う食感が楽しめます。豆や芋は見た目に反してそんなに硬くはないですし、もち麦は安定の噛み応え。
トウファはかなり柔らかく、弾力らしいものは感じられませんでした。プルプルというよりもぬるっとした、ヨーグルト的に簡単に崩れてしまう感じはあまり日本では味わえない系統のスイーツだと思います。
というより、もち麦やら豆やら入っているせいで「これスイーツというよりシリアルなんじゃ?」という気になってきましたね。サクサク感は全然ないですが、朝食代わりにさらっと食べるのはありかもしれません。
食べ応え
具材は結構多めでもち麦の歯ごたえもあるため、スイーツではありますが食べ応えはそれなりに感じられました。トウファそのものは少しかき混ぜるとゲル状になってしまったので食べ応えには貢献しませんが、具材で貢献できる感じですね。
見た目あんみつですが思わぬ伏兵を見た気分です……やはりもち麦は想定外だったなあ。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
味 | ★★★ |
食感 | ★★★★ |
食べ応え | ★★★★ |
コスト | ★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
食べる前の印象はあんみつか柔らかめのプリンのようなものかと思いましたが、実際に食べてみると「ちょっと甘めのシリアル」といった感覚になりました。それほど甘みが強くもなく、あっさりとしていて食べやすいのですが、トウファそのものは「これ本当にスイーツか?」と思うほど味が感じられず、もち麦もまたそれ単体では淡白なため、全体的に薄く感じられました。
ただ、歯応えに関しては豊富な具材がしっかりとそれを感じさせてくれましたし、食べ応えもそれなり。食べ終わればまあまあ満腹感を感じられましたし、悪くはないですね。
そんな感じなので、コスト面で見てもそれなりに妥当かなあ、と。日本的なスイーツを期待するとかなり微妙に感じられますが、「海外のスイーツ」と言われればまあ、「こういうのが台湾では普通なのかな」とある程度納得しながら食べることもできました。
二度食べたいかと言われると微妙ですが、一度試しで食べる分には問題ないと思います。興味がある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。どうかこのレビューをご覧になった方が、海外スイーツに過度の期待を持たずに済みますように。
-
セブンの『黒糖シロップジュレで食べる芋圓(ユーエン)』形を変えて再来?
最近セブンイレブンは「アジアングルメフェア」なるキャンペーンをはじめているようで、それに関係した新商品も出始めているようです。 アジア諸国というと、セブンイレブンは特に韓国系のメニューを多めに取り入れ ...
続きを見る
-
酸っぱいスター!?セブンの『きらきらスターの牛乳寒天(パインソース入り)』
前回レビューした「マリオブラザーズ35周年記念コラボ」の商品、『ピーチ姫のドルチェ』は、パフェ型の大変美味しいイチゴのデザートでしたが、今回はまた、甘い物で楽しめそうなコラボ商品を選びました。 今回レ ...
続きを見る
-
ローソンの『MILKパンナコッタ』とろける甘み!
生クリーム専門店『MILK』というお店をご存じでしょうか?都内や大阪など限られた場所にしかないものの、日本初の、生クリームを使った生菓子を販売する専門店なのですが、なんとなくローソンでスイーツ棚を見て ...
続きを見る