ローソンのサラダチキン系の商品は、大部分はフードリンクという中国系の工場で生産しているようですが、それとは別系統で、伊藤ハムの工場からも生産されている商品があるようですね。
今回もそちらの系統、『サラダチキン 梅しそ』のレビューとなります。
前回プレーンと言って差し支えない味が出て来たので、今回は確実に味のありそうなものをレビューしたいと思ったのです。
美味しいといいなあと思いながら。さあ、早速レビューと参りましょう!!
ローソンの『サラダチキン 梅しそ』の概要
基本的な概要
メーカー | 伊藤ハム米久プラント |
種別 | サラダチキン |
内容物 | 鶏むね肉 (国産又はタイ又はブラジル (5%未満)) 梅酢、水飴、 食塩、卵たん白 |
価格(税込) | 257円 |
カロリー | 112キロカロリー(一包装あたり) |
商品説明
ローソンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
鶏むねの一枚肉を使用し、国内工場で製造したサラダチキンです。すっきりした梅の酸味とほんのりとしそが香ります。
引用元:ローソン公式サイト
実際に食べてみる
超シンプルな注意書き・シンプルではない原材料
フードリンク系のサラダチキンは、毎回のように商品ごとに微妙に違う注意書きが書かれていて、その違いを見る側としては結構楽しみにしていたのですが、今回はとてもシンプル。
『肉が赤くなってる事があるけど大丈夫ですからね』というだけのものです。
あんまり問題になりやすい部分とかは気にしないという伊藤ハムの判断でしょうか。
それはそれとして、今回特に気になったのは、どちらかというと注意書きではなく、原材料の鶏むね肉でした。
基本的には、『鶏むね肉』とか『鶏モモ肉』とか簡略化することが多いのですが、今回は(国産又はタイ又はブラジル (5%未満))と表記してあります。
いや、三つも国違ったらそれもう全く別の品質の肉になっちゃうじゃないですか。
二つ並んでて片方は国産もう片方はブラジル産ですとかなったら間違いなく日本産の方が品質いい訳じゃないですか。
生産の工程以外にも輸送時の品質劣化とかある訳ですから。
5%とか書いてるけどつまり100個並んでたら5個は外国産が使われてる劣化品な訳で、これもうロシアンルーレット状態ですよ。
なんでこんな訳解らん事してるのか不思議過ぎます。伊藤ハムは何考えてるんだ……
見た目は白い上にしその色がよろしくない
実際にパッケージから取り出したものがこちら。
例によって白く、そして全体的に緑のしそがついています。
うーん、前にバジルやブラックペッパーで通った道だけれど、やはりカビに見えてしまってよろしくないですね。
真っ白よりはマシと取るべきか、余計悪くなったと取るべきか。いずれにしてもあまり食欲の湧く感じではありません。
やはり焦げ目や色がついた方がいいんだよなあ……
食べてみての評価
見た目
上記のように見た感じで既に食欲が減衰するような色合い、そしてしそがカビに見えるのがなんともよろしくない。
加えて今回は調味液が固まっているのか、白い脂肪の固まりのようなぶよぶよとした物体がサラダチキンの周囲にべったりとついているのも印象の面ではマイナスですね。
色の白いは七難隠せず、みたいになってるのがサラダチキンな気がします。
味
大変美味しいです。梅しその風味がいい感じにアクセントになっていて、食べていて苦になりません。
それでいて梅の酸味が強すぎず、単体として食べてもご飯のおかずとして食べてもいいですね。
塩気もほどよくさっぱりとした後味で、これは文字通り、良い塩梅と言えそうです。
見た目の面ではマイナスとなっていた白いぶよぶよとしたものも、味の面ではそれほど悪くないというか、むしろこれのおかげでしっかりと鶏肉に味がついているように感じられたため、プラス要因に思えました。
食べやすさ
酸味や塩気が強すぎない点、そして以外にも食感がそれほどもっさりとしていない点から、比較的食べやすいサラダチキンとなっています。
汁気も全くない為、こぼれる心配がないのもプラスですね。
ただ、周りについている白いぶよぶよ、これは調味液が固まったようなもので、油っぽい為にサラダチキンに素手で触れるともれなく手がべとべとになってしまいます。
この為、サラダ用としてばらしたり加工しようとすると途端に扱いにくい商品と化してしまうのが悩みどころ。
味は割合さっぱりとしている為サラダ向きではあるんですけどねえ。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
見た目 | ★ |
味 | ★★★★★ |
食べやすさ | ★★★ |
コスト | ★★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
見た目さえ許容できるなら大当たりの部類ですね。
ほんとに見た目が足を引っ張ってるように感じられますが、味に関してはさっぱりとしていてとても美味しく、特に梅好きな方、さっぱりとしたものが好きな方には向いていると言えるでしょう。
食べやすさに関しても、汁気が全くない点や肉質がそれほど硬くもない点から比較的食べやすいですが、こちらに関しては汁気が全て固まってチキンの周りについているため、サラダに入れる場合、ばらそうとすると途端に手が脂っこくなるなどの難点が見受けられ、痛しかゆしといった所でしょうか。
味もいいですしサイズも大き目なので、コストパフォーマンスも悪くはないと思います。
以上の面から鑑みて、総合的に見た場合、この商品は中々に悪くない商品であると言えそうですね。
やはり見た目、見た目の悪さがネックなんですよねえ。
真っ白な肉をいかにして美味しそうに見せるのか。
今まで見た限りでは焼き目を付ける事、蒸し鶏ではなくスモークする事、調味液で染めてしまう事などが方法として挙げられますが、香辛料などによって変化を付けるのは、個人的にはどの例を見ても微妙なように感じてしまいます。
味は悪くないので、この辺りどうにかしてくれることを期待したいですね。
どうかこのレビューをご覧になった方が、見た目で避けることなくこの美味しいサラダチキンを楽しめますように。
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