以前「ファミリーマート」の『フォンダンショコラ』、「ローソン」の『ティラミス』と、冷食で美味しいスイーツの新商品が出回り始めているのをレビューしていきましたが、セブンイレブンでも何か冷食スイーツ的なものはないかと探し、とりあえず目についたものからレビューしたいと思います。
今回レビューするのは「セブンイレブン」の『大学いも』。
上二つはケーキなのに大学いもというのはちょっと方向性が違い過ぎる気もしますが、かつてはおかずとして総菜の一角だった大学いもも、近年ではスイーツやおやつとして扱われることも増えてきました。
作り方は変わらずとも時代によって在り方が変わるというのはちょっと面白いですよね。
果たして、どの程度大学いもになっているのか気になるところです。早速レビューと行きましょう!!
セブンイレブンの『大学いも』の概要
基本的な概要
メーカー | 日本食品 |
種別 | 冷凍食品/スイーツ |
原材料 | さつまいも、砂糖、水飴
大豆油、はちみつ |
食べ方(時間) | 自然解凍(約30分) |
価格(税込) | 192円 |
カロリー | 291キロカロリー(1包装あたり) |
商品説明
セブンイレブンの公式サイト、『セブンプレミアム向上委員会』での商品説明は以下の通りです。
国産さつまいもを食べやすいようスティック状にカットし、カリっと食感の飴でコーティングした大学いもです。飴には、さつまいもに合う甘さの水あめと、数種類の花から出来上がった「百花蜂蜜」を合わせました。自然解凍で食べられるので、お好みの解凍時間でお召しあがりください。
引用元:セブンイレブン公式サイト
実際に食べてみる
食べる時は自然解凍で!
実は冷食の大学いも自体はそれほど珍しいものではなく、例えばスーパーなどでは昔からレンジでチンするタイプの大学いもが存在していました。
ですが、この商品はそういった温めて食べる系統のものではなく、自然解凍によって食べるもののようで、この辺りが従来の冷凍大学いもとは大きく異なる部分ですね。
自然解凍で食べるので電子レンジ要らず。
なんなら出先でもちょっと待てれば食べられるので便利かもしれませんね。
ただ、解凍時間は常温で30分ほどなので、昼食に買ってランチタイム中に食べるとなるとちょっと忙しいかもしれませんが。
見た目は大学いもっぽいが……?
包装を開けてみると、見た目確かに大学いもっぽいものがごろごろと六つほど入っていました。
ちょっと想像と違ったのは、大学いも特有のあのねっとりとしたタレが全くなく、とても硬そうなところ。
モノそのものは大学いもなんですけど、個々の要素は大学いもというか芋けんぴに近くないか?と思えてなりません。
実際どうなんでしょうかこれは……
食べてみての評価
味
確かに甘いし大学いもの味がします。
というか、はちみつとさつまいもと砂糖の組み合わせでそうなるんでしょうね。
これそのものは否定しようもなく普通に美味しいです。
大学いもの味をお求めなら間違いはないでしょうね。
個人的にはもうちょっとタレの甘辛さも欲しかったけれどもそこは好みの問題でしょう。
でもこれを大学いもと呼ぶのはちょっと抵抗があるなあ。
食べごたえ
表面の硬さがかなりのもので、コーティングされた飴の為、ガリっとした食感が第一に来ます。
中身は意外とほくほくとしたものなので表面さえ噛み切れれば問題ありませんが、この表面の硬さの為、全体的に食べにくく感じますね。
量もそれなりしかないので食べ応えという面ではそこそこといった所でしょうか。
というか、やっぱりこれ、大学いもというか芋けんぴなんじゃないかと。
この表面の異様な硬さは見た目太いとはいえそちらの方が正しいように感じてなりません。
ちょっと歯や顎が弱い方にはお勧めできませんね……
使い勝手
自然解凍で食べられるという所から利便性は意外と高め。
甘味ですので主食としては使えませんが、出先での糖分補給やおやつとしてなら十分使用に足りると思います。
ぱさぱさで全然タレの汁気がないのもあり、包装もそれほど汚れておらず、手で食べてもそれほど手が汚れないなど、ピクニックなどでも使えそうなのが手軽でいいですね。
朝冷凍庫から出してそのままお弁当のデザート代わりに弁当箱に入れるだけでお手軽スイーツなのは地味にお母さんにはありがたいかもしれません。
評価★
(5段階評価・標準は★3つ)
味 | ★★★★ |
食べごたえ | ★★★ |
使い勝手 | ★★★★★ |
コスト | ★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
それなりに優秀な冷食スイーツでした。味に関しては文句なしに大学いも!
見た目は一般的な大学いもと比べると、かなり違っていますが、そこは、まあ―目を瞑るとしましょう。
それよりも問題なのは食べ応え。とにかく表面が硬く中身がもさっとしているので個々の食べ応えは見た目以上にあるのですが、いかんせん数が少ないので満腹感を得るには乏しい感じに収まってしまっています。
そして表面が硬すぎて食べにくく、満腹感以上に顎が疲れて食べきれなくなりかねないので、ちょっと商品としては問題があるかなと思います。
大学いもははちみつや水飴を使う性質上、どうしても表面は硬くなりがちですが、市販されているものと比べても比較にならないくらいに表面が硬いのはちょっとどころではないマイナス要素ですね。
使い勝手に関しては言う事なしに利便性が高く、屋内のみならずお弁当用、出先のおやつなど様々な場面で使う事ができる汎用性の高さは素晴らしいの一言。
従来の冷食が電子レンジなしには成り立たなかったのに対し、こちらは冷やしておいたものを出して置いておくだけでいいというのは、地味にありがたい要素ですね。
そしてコストに関してですが、量がちょっと物足りないとはいえ、利便性が高く味もいい感じにそれっぽくなっているものですので、値段相応かなとは思えました。
あと50円高かったら汁気皆無なのが大きく減点対象になってたかもしれませんが、200円でこれくらいなら、まあそんなものですよねってなります。
そんな訳で総合的にはそれなりに優秀。ちょっと食べ応え歯応えに足を引っ張られましたが、十分アリだと思えました。
とりあえず買って冷凍庫に放り込んでおくだけでもいいので冷凍庫が寂しい方、空いた時間に甘いものを食べたい方は、一つ買って置いておくだけでもいいかも?
どうかこのレビューをご覧になった方が、期待し過ぎずにこの冷食大学いもを手に取れますように。
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