最近コンビニの冷凍食品のレビューが重なっていますが、スイーツ路線から、総菜や主食などにも目を向けてみようかと思う昨今。
早速今回のレビューでは、冷凍麺類という筆者にとっては未知の分野に踏み込むことにします。
そんなわけで今回のレビューは「セブンイレブン」の『担々麺』。
商品名はとてもシンプルなのですが、筆者は担々麺大好きなのでちょっと心惹かれてしまいました。
カップ麺をはじめとして、コンビニの担々麺は結構おいしいので、できればこちらも当たりだと嬉しいなあと思いながら、早速レビューと参りましょう!!
セブンイレブンの『担々麺』の概要
基本的な概要
メーカー | 日清食品 |
種別 | 冷凍食品 |
原材料 | ゆで中華麺、チンゲン菜、ねぎ
豚肉、たけのこ水煮、豚脂 粒状大豆たん白、ザーサイ、みそ |
温め方法(時間) | 電子レンジ:内袋のまま600Wで約5分30秒
ボイル:380mlの沸騰したお湯に内袋から出して入れ約4分 |
価格(税込) | 321円 |
カロリー | 764キロカロリー(1包装あたり) |
商品説明
セブンイレブンの公式サイト『セブンプレミアム向上委員会』での商品説明は以下の通りです。
胡麻の芳醇な香りと辣油の辛味、花椒の痺れと香りが楽しめる担々麺です。スープは焙煎した白胡麻ペースト、豆板醤を加え濃厚に仕上げました。お好みで別添の唐辛子入り花椒を加えると、さらに辛さと痺れを楽しむことができます。麺はスープとの相性が良い中細麺を使用し、ネギ、豚ひき肉を甜麺醤、豆板醤などで炒め合わせた肉味噌と、彩りにチンゲン菜を添えて、食べ応えのある一杯です。
引用元:セブンイレブン公式サイト
実際に食べてみる
二種類の食べ方が用意されている
冷食だけあって、この商品も電子レンジと湯煎の二種類の食べ方が提示されています。
包装裏の食べ方についてですが、以下のような流れになっているようですね。
電子レンジの場合
- スープを袋のままお湯に入れ温める(鍋などで加熱しない)
- 袋に入れたままの具材麺を電子レンジで加熱(600Wで約5分30秒、500Wで約6分)
- スープを丼に入れ、300mlの熱湯を注ぐ
- 具材麺を袋から取り出し、スープに入れて完成
湯煎の場合
- スープを袋のままお湯に入れ温める(鍋などで加熱しない)
- 鍋に380mlのお湯を入れ沸騰させ、袋から取り出した具材麺を入れて4分加熱する
- 麺と具がほぐれたら火を止めスープを入れる
- 良くかき混ぜ丼に移して完成
このように自分の置かれた環境に合った食べ方ができるのは地味に便利でありがたいポイントです。
いずれにしてもスープを一度お湯の中に入れて温めるというのが共通点で、どちらもただ温めるだけでなく、美味しく食べるための工夫のようなものがあったりと中々どうして馬鹿にならないですね。こういうのでいいですよね。
見た目は結構印象的……?
包装から取り出すと、中に入っていたのはデデンと大きな具材麺。
もうこれだけでインパクト大ですよね。
カップ麺なんかだとこれくらいの価格でもかなり控えめだったりしますが、冷食だとこんなに入ってるんだなあって感動すら覚えます。
これは中々食べ応えがありそうです。
画像で具材麺と一緒に並んでいるのはスープの入った袋と、花椒の入った袋。
具材麺に対し、スープ袋が少し少ないように感じましたが、作り方を見る限りこのスープをそのまま使うのではなく、温めた上で沸騰したお湯に混ぜて使うようですので、そう考えると結構な量になるのかな、と。
ここからどんな風になるのか楽しみになってしまいますね!
食べてみての評価
麺
つるつるのちゃんとしたゆで中太中華麺になっています。
しかもチルド商品のような妙なぬめりを感じさせるゆで麺と違い、ぬるぬる感が全くしない麺なのです!
とても食べやすいですし口当たりもよく、スープにもよく絡みますので美味しくいただけます。
その上で量もなかなかのものですので、食べ応えも十分。
これはかなりポイント高いですね!
麺が美味しいってラーメン系の商品としては地味に珍しい評価な気がします。
これがカップ麺でもチルド麺でもなく冷食麺で出るとは……日清恐るべし!
スープ
かなりちゃんとした担々麺のスープになっています。
しっかり辛くてそれでいてほんのり香ばしさも感じられるいい塩梅の味です。
辛口なので辛いのが苦手な方や喉を傷めたくない方にはお勧めできませんが、反面辛いのが好きな方、特に担々麺好きな方になら手放しでお勧めできます。
冷食の、というカテゴリー分けが無意味に感じるくらいに美味しく仕上がっていますよ!!
ただ、指定されたお湯の量で割ったのですが、味はともかく量の方がとても多くなってしまい、丼になみなみとスープが入っているようなありさまで、とても食べにくくなってしまいました。
丼のサイズには気を付けたほうがいいかもしれませんね。
具材
とてもシンプルに大豆たん白とタケノコなどを使った肉味噌とチンゲン菜のみです。
担々麺なのでその辺りは仕方ないですが、麺やスープの量が多いのと比べ、具材の量としては体感でちょっと微妙に感じられましたね。
一応肉味噌は終盤まで丼の底の方に留まっていたので、実際の量はそれなりにあったのかもしれませんが、スープを飲み干さない筆者としては、それは食べにくい、食べ残しになりかねないものでしかない為、ちょっと残念に思えます。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
麺 | ★★★★★ |
スープ | ★★★★★ |
具材 | ★★★ |
コスト | ★★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
大変美味しい担々麺でした。
冷食でこのレベルの担々麺が食べられる日が来るとは正直思ってもいなかったので、予想外過ぎる美味に驚かされました。
まず麺はゆで麺にも拘らずゆで麺最大の欠点(と筆者が思っている)ぬるぬるとした独特の舌ざわりなどが全くなく、油揚げ麺のようにつるつると食べられる点がとても素晴らしいです。
スープにもよく絡みますし、とても食べやすいのはいいですね。
スープに関しても、ちゃんと担々麺のスープになっていて、ただ辛いだけでなく甘辛。香ばしさがしっかり感じられる点は素晴らしいと思います。
具材に関しては種類が乏しく感じられますが、担々麺は大体にして肉味噌とチンゲン菜くらいしか具材が入ってないことも多く、それ自体はそこまで問題にはならないように思えます。
ただし、麺やスープの量に対し具材として噛み合った量なのかと言われると、体感ではそこまで存在感を感じられなかったので、そこだけちょっと微妙かなと言ったところ。
これだけ優秀な商品なら十分元は取れますし、コストパフォーマンスもそれなりにいいのではないかと思えます。妥当以上の商品をお求めなら満足できるはず。
以上の観点から、全体的に見てもそつが少なく、ハイレベルにまとまっていて、大変お勧めできる商品と言えそうです。
いやあ、ここまで冷食が進化していたとは思いもしませんでしたよ。すごいですねえ日清。
カップ麺ほどのお手軽感はないですし、多少なりとも調理の手間はありますが、これくらいの価格でこんな商品が出ていたとは。
今後も似たような商品があるなら試してみたいという気になりますね。
どうかこのレビューをご覧になった方が、新たな担々麺の形をどうぞ受け入れられますように。
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