梅雨時、ちょっと冷えた時に身体が温まるものが食べたくなる事、結構ありますよね。
最近はお店も少しずつ開けられるようになってきて、コンビニなどでもまたイートインが解放されるようになりましたが、そんな時に手軽に食べられるのがカップ麺。ちょっと小腹が空いた時などに手早く食べられるのが魅力ですよね。
そんな訳で、今回は「ファミリーマート」から、『麺屋六感堂 山椒ブラック』のレビューをしたいと思います。
たまたまファミマで見かけたのですが、「夏場だけどたまにはいいかな」と思い、これを選びました。
池袋の名店らしいですが、筆者はそちらのお店は知らないので割愛するとして。
「美味しいカップ麺に出会いたい!」という欲求の元、早速レビューと参りましょう!!
ファミリーマートの『麺屋六感堂 山椒ブラック』の概要】
基本的な概要
メーカー | 東洋水産 |
種別 | 油揚げ麺 |
かやく | 味付豚肉、メンマ、ねぎ |
スープ | 粉スープ、別袋(しょうゆスープ) |
価格(税込) | 216円 |
カロリー | 420キロカロリー(97gあたり) |
商品説明★
ファミリーマートの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
東京・池袋の人気店「麺屋 六感堂」監修です。山椒と濃口醤油を使用した、味も見た目もパンチのあるスープが特徴です。食べごたえのある麺を使用し、和風だしをベースに山椒をきかせたコクのある醤油ラーメンです。
引用元:ファミリマート公式サイト
実際に食べてみる
中に入れるのはスープのみという解りやすさ
近年、スタンダードタイプのカップ麺でもスープとかやくで多数、袋が入っていたりしますが、この商品はとりあえず外付けのスープのみで、他はそのまま入っている模様。作りやすくて助かりますね。
モノによってはスープだけで複数分かれていたりするので、忙しい時などは結構煩わしく感じてしまうのです。シンプルな方がかえっていいこともあるという事でしょうかね。カップ麺に限らず、こういうのってあると思います。
大量のだしと埋もれているかやく達
蓋を開けてみると、大量の粉スープに埋もれたかやくの姿が。かやくが決して少ない訳ではないのですが、ぱっと見だと「うわっ!なんだこの粉の量」となるくらい、粉が多くて驚かされます。これ全部和風だし的な何かなんでしょうかね。
スープの味も、外付けの袋スープだけでなく、こちらの方も強く出てきそうで食べる前からワクワクします。
食べてみての評価
麺
中細のちぢれている油揚げ麺で、一般的なカップ麺のそれと大差ありません。ちぢれている分だけ麺によく絡む為、とてもよく合っていると思います。麺の風味や歯ごたえそのものは特に特徴もない為、スープの味が際立つんですよね。
スープ
和風だしの強く出たしょうゆスープでした。味に関してはだしの風味としょうゆの風味がよくマッチしていて、ラーメンスープとしてもそうですが、ご飯などにも合いそうな美味しいスープとなっています。
ただ、わざわざ名前に『山椒ブラック』とあるにも関わらず、それほど山椒の風味は感じられず、ピリリと来るような辛味もなく、正直「これで山椒ブラックはないよなあ」と、少々残念な気持ちになりました。スープ自体は美味しいのに、一番のウリのはずの部分が微妙なのはもったいないですね。
具材
具材はとてもシンプルで、味付豚肉とメンマとねぎのみという、かなり男らしい選択となっています。
この中で、特に主張してきたのがメンマ。量もそれなりに多く、歯ごたえがあり、食べていて味が染み出るのでとても美味しくいただけます。
またこの味がラーメンとよく合う為、スープと相乗効果を発揮して美味しさに貢献しています。豚肉もそれなりに量はあるのですが、メインはメンマといった感じ。
具材全体で見た場合の量もそれなりで、個人的にはもうちょっと多くてもいいかなと思いました。豚肉が無理でも、メンマをもうちょっと増やしてもいいんじゃないかな、と。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
麺 | ★★★★ |
スープ | ★★★★ |
具材 | ★★★★ |
コスト | ★★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
とても美味しいラーメンでした。
ただ、全体的にちょっと物足りないというか、間違いなくレベルは高いのですが、何かしら別の要素が足を引っ張っている気がします。
麺に関してはスープにとてもよく合うちぢれ麺ですが、これはどこのカップ麺でも同じというこだわりも何もないものの為、安定している反面、面白みは薄くなってしまいます。
スープは抜群の美味しさでこれだけなら最高評価なのですが、山椒のピリリと来る口当たりを期待すると、結構な頻度でがっかりさせられる事でしょう。
具材に関しても、メンマが美味しいですが量がそこそこしかなく、具材が多めにほしい筆者にはやや物足りませんでした。
コスト面で見るとこのサイズとしてはやや高めの200円台、ですがこの商品でこのくらいの価格ならまあまあかなくらいで、そんなに悪くはないですが抜群にコストパフォーマンスに優れる、という程でもない評価に落ち着いています。
ただ、特徴が無いわけではなく、例えばスープは和風スープとしても優秀で、カップ麺単体としては物足りずとも、おむすびやご飯系の弁当とよくマッチしますので、こういった盤外要素を見れば強みはきちんとあると言えます。
個人的にはやはり山椒の風味が弱いのが残念でしたね。ピリッと来るあの独特の辛さが活かされていたなら、スープだけでなくそれに合う麺の評価も上がっていた事でしょう。
どうかこのレビューを読んだ方が、美味しいラーメンを期待し過ぎずに楽しめますように。
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