ラーメンも色々な種類がありますが、冬場、寒い時に食べたいラーメンと言えば、担々麺や味噌ラーメンが浮んできませんか?これまで担々麺はよくレビューしているのですが、味噌ラーメンってあんまりレビューしてないなと思いましたので、今回は味噌ラーメンのレビューをしたいと思います。
今回レビューするのは「ローソン」の『麺屋雪風 札幌濃厚味噌らーめん』。よくある有名店シリーズの商品のようですが、この寒い時期に濃厚な味噌ラーメンというのは、中々にありがたい逸品の予感がしますよ!早速レビューと参りましょう!!
ローソンの『麺屋雪風 札幌濃厚味噌らーめん』の概要
基本的な概要
メーカー | 日清食品 |
種別 | ノンフライ麺(?) |
かやく | チャーシュー、ねぎ、きくらげ |
スープ | 味噌スープ、別袋香味油 |
価格(税込) | 285円 |
カロリー | 473キロカロリー(126gあたり) |
商品説明
ローソンの公式サイトでの商品説明は以下の通りです。
北海道・札幌で常に行列の人気店「麺屋雪風」監修の味噌らーめんが今年も発売となります。豚骨、鶏白湯とにんにくのうまみをきかせたくせになる濃厚な味噌スープが特長です。
引用元:ローソン公式サイト
実際に食べてみる
珍しく蓋で有名店アピール
近年どこのコンビニでも年ごとに有名店シリーズを繰り出し、最早、有名店というだけではパワーも弱くなってきたように思います。筆者のように有名店通いなどは特にしていない人間にとっては、最初こそは「へえ、有名店って事は美味しいのかな」と思いますが、実際に食べてみて案外それほどでもないのも結構あり、口に合う合わないの好みの差もあり意外と「またこれ食べよう」という気持ちになれないのもまた現実。
それでも少しでも「これだけ人気なんですよ」とアピールする為か、容器の裏や蓋の裏側などに実際のお店の写真やイラスト、アピールポイントなどの説明をしているラーメンも増えてきました。ただ、蓋の表側に写真、それもすすきのの写真というのは、他ではなかなか見ないアピールな気がします。
知る人ぞ知る北海道の歓楽街ではありますが、果たしてそこで行列ができるラーメンに、いかほどの実力があるのか……気になってきますね!
これでもかと内袋が内包されていた
蓋を開けるとまず目に入るのは、五つの内袋。かやくとチャーシュー、粉スープと液体スープ、そして香味油。近年このサイズのラーメンとしては、よく見かける構図ですね。それにしても、内袋が多ければ多いだけ、麺の量が少なく見えるのが残念なポイントでしょうか。実際の量は他とそこまで変わらないはずなんですが……
とにかく、見た目は同じでも中身は味噌ラーメンな訳で、果たして味噌だとどんな風に変わってくるのか気になります。
食べてみての評価
麺
原材料を見ても「めん」としか書いていないのですが、見た感じの特徴はノンフライ麺のソレに近い気がします。食べた感じもそれっぽい食感。ただ、ノンフライ麺特有のぬるっとした食感はあまり感じられず、その代わりやや硬めだったように感じました。ちょっと食べるのが早かったのかもしれません。
麺自体は細麺と中太麺の中間みたいな太さのちぢれ麺で、ちょっと硬かったため、待ち時間は4分ですが、もうちょっと長めに待ってもいいかもしれません。麺の量はやはり少なく感じられ、ちょっと食べ足りない感じですね。もうちょっと多めに入れてくれればよかったのになあ。
スープ
やや味が濃い目の美味しいミソスープです。ニンニクなどが入っている為か少し辛目で、更に濃い口なのでご飯が欲しくなります。麺の量が少なめな為、折角の味の濃いスープがちょっともったいないですね。
ただ、油分は結構多いのか、お腹にはあんまり優しくない印象でした。美味しくとも飲み過ぎには注意しましょう。
具材
チャーシュー一枚。これが最大にして唯一食べた気になった具材です。ねぎやきくらげも入っていますがほんど気になりません。
きくらげは具材としてはちょっと珍しいですし、食感もこりこりとしていていい感じなのですが、いかんせん量が少なすぎて存在感が薄かったです。ねぎに至っては薬味程度でしかない為、存在感は極薄です。
この為具材の満足度やこれによって得られる満腹感はかなり微妙。スープは美味しいのですが、それを活かすだけの具材が用意できないのは、ちょっと残念な気持ちになりましたね。勿体ないなあ。
評価
(5段階評価・標準は★3つ)
麺 | ★★★ |
スープ | ★★★★★ |
具材 | ★★ |
コスト | ★★★ |
総合 | ★★★★ |
食べてみての感想などを
スープ特化のラーメンでした。濃い口で風味がいいスープはかなり美味しいですし、ラーメンだけでなくこれによってご飯モノも食べられます。その気になればおむすびなどを投下して、ラーメンおじやにする事もできるでしょう。味が濃いというのはそれだけ強みがあります。ただ、塩分と油分は高そうなので、飲み過ぎには注意ですね。
麺に関してはそこそこのラインで、量がちょっと少ない以外、これといって不満はありませんでした。これくらいの質なら、どのラーメンでも風味を損ねることなく、普通に食べられると思います。
ただ、具材に関しては擁護の余地もありません。量が少なく種類も乏しく、唯一目立つチャーシューは一切れのみ。それも特大サイズというほどでもなく、それこそちょっとつまめばすぐ消えて無くなる程度の儚い存在です。これならきくらげの量をもうちょっと増やすとか、ねぎをてんこもりにするだとかした方が、食感も増して栄養バランスもよくなるのでは、と思えてなりませんでした。味そのものはスープの味になりますし、量さえあれば問題なくなると思うんですけどね。
このようにアンバランスな内訳となっていますが、価格的にはこのサイズで税込280円台なので、コストパフォーマンスは悪くないと思います。麺や具材の量でがっかりする事はあれど、まあこれくらいの価格なら妥当な範囲だと思います。
スープ特化のラーメンは美味しいは美味しいのですが、これ単体だと量が少なく、あまり食べた気になれないのがネックですね。そういう意味では、ご飯とよく合うスープというのは、間違いなく魅力的なポイントではありますが、内袋が複数あるという面倒くささや、その手間に見合わない量の乏しさというのは、せっかくの善い部分を打ち消してしまう難点であると言えます。
特にあれくらいの量でねぎやキクラゲと、チャーシューを別々の袋に分ける意味が解りません。分けるなら、せめて分けるなりの量があればよかったのに、という虚しさばかりが募ります。なかなかどうして、単純に美味しいみそラーメン、という楽しみ方ができないのがちょっと残念ですね。どうかこのレビューをご覧になった方が、足りない量を工夫で補っていけますように。
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